ひさびさの講座でございます。
7月末の福岡道場の週末、プロ野球・ソフトバンクホークスVS日本ハムファイターズの3連戦がヤフードームで開催されていました。
福岡に飛ぶ日の朝、偶然にもホークスOBの友人から電話をもらいました。
彼は、道場長がアメリカでアリーナフットボールに挑戦していた2003年に、同じくアメリでメジャー昇格を目指してマイナーリーグや独立リーグでプレーをしていた野球選手。その後ホークスで活躍し、今はビジネスマンとして修行中の男。
中高時代、野球少年としての夢破れた後にアメフトに出会った道場長ですが、
今でも野球は好きで、たまにですが球場にも観戦に出かけます。
友人に僕が「これから福岡にいく」ことを伝えると、「ヤフードームにいくなら連絡ください」とのこと。
そして、福岡道場最終クール初日の土曜の朝、パリーグの予告先発をチェックすると、なんと、、、
ホークス・杉内 vs ファイターズ・ダルビッシュ!!
日本を代表するエースの投げ合いとなれば、見逃す訳には行かないと、
早速友人に電話してチケットの手配をお願い。
そしてしばらくすると、、、「手配完了!」のメールが到着!!
福岡道場初日のプログラムを終え、参加してくれたQB達との少し時間の早い懇親会を終え、
今回の福岡道場開催にあたってずっとお世話になっていた九産大の福田監督がヤフードームまで送ってくださいました。
試合は期待とおりの両エースの迫力満点の投手戦の末、地元・ホークスが3-2で勝利!
試合を決めたのが主砲・小久保のタイムリーということもあって、
ヤフードームに集まった大観衆も大興奮。道場長も堪能させて頂きました。
QBと同じくボールを投げるポジションであるピッチャーのテクニックには道場長も常日頃から注目し、
いろいろと学ばせて頂いていますが、QBが学ぶべきテクニックのひとつとして、
道場生にも時々話をするのが、「胸を見せる時間を出来るだけ短くする」こと。
両エースのピッチングフォームを見てみましょう。
◎杉内投手
◎ダルビッシュ投手
両投手とも利き腕とは逆の腕で胸を隠すようにしながら、前脚を踏みこんできて、一気に腰を回転させ、
フィニッシュでは利き腕の肩・腰が前に出てきてまた胸が見えなくなっています。
QBもピッチャーも、投げる前には利き腕とは逆の肩と腰が投げる方向を向いていて「胸が見えない」状態から投球動作が始まり、
体幹軸の回転の結果、、、
投げ終わりは利き腕の肩と腰が投げる方向を向いていて「胸が見えない」状態にあるのが理想(と僕は思います)
この身体を使い方を習得するば、腕力に頼ることなく、楽にボールを投げることができ、
コントロールは安定し、キレとスピードがあって、かつレシーバーにも捕りやすい球を投げること出来ます。
ちなみに、、、
スクリーンパスなど、ディフェンダーの頭越しのパスを投げたい時に、胸が正面を向いたまま、腕だけで球速を変えようとするQBが少なからず居ますが、
この結果、パスが失速してしまったり、ちょっとしたプレッシャーでコントロールが定まらなくなってしまったりするケースが多々あります。
緩い球を投げる時も、あくまでもこの体幹軸の回転のスピードで球速をコントロールすることが大事です。
道場長的な視点において、上手いQBと下手なQBのプレ―の見た目の違いが大きな違いのひとつが
この胸が見えている時間の長さです。
特にQBの場合はピッチャーと違って、
ディフェンスに捕まらないように動き回りながら判断をして、
投球動作に入っていかなければなりません。
この「ディフェンスに捕まらないように動く」という動作が「投げる動作」とつながっていないと、
「投げたい」と思ってから、「新たに」投げる体勢を作り直す事になるので、
余計な時間がかかってしまってディフェンスに反応する時間を与えてしまったり、
投げる体勢が整う前に慌てて投げることで、コントロールが乱れてしまったりする訳ですね。
だから、道場生にも良く言うのが、「いつでも投げられる体勢を作りながら動けるように!」ということ。
その体勢の重要な条件のひとつが、「左肩が前を向いた状態」(右利きの場合)という訳です。
では、こんな視点で、今や日本でも一番有名かもしれないNFLの名QB・Tom Bradyのハイライトを見てみましょう。
基本的には、投げ始める迄、常に左肩が前を向いたまま動いているのがお分かり頂けますでしょうか。
もちろんプレッシャーの具合や、投げる方向によって、最後に胸が正面を向いてしまっているケースはありますけどね。
いかがでしたでしょうか。カッコいいですねー。
ちなみに、道場長が継続的に同じQBを指導している場合、
真後ろから試合形式の練習を見ていると、上達してくるにつれて、
プレ―が始まって投げるまでの間に、背番号が見える時間がだんだん短くなります。
ちなみに、現在、継続的に指導させて頂いている身体が太めのQBは
最近、後ろから見ていて、身体が多少細く見えてきました(笑)
「一流は胸を見せない」
参考にしてみてくださいね。
7月末の福岡道場の週末、プロ野球・ソフトバンクホークスVS日本ハムファイターズの3連戦がヤフードームで開催されていました。
福岡に飛ぶ日の朝、偶然にもホークスOBの友人から電話をもらいました。
彼は、道場長がアメリカでアリーナフットボールに挑戦していた2003年に、同じくアメリでメジャー昇格を目指してマイナーリーグや独立リーグでプレーをしていた野球選手。その後ホークスで活躍し、今はビジネスマンとして修行中の男。
中高時代、野球少年としての夢破れた後にアメフトに出会った道場長ですが、
今でも野球は好きで、たまにですが球場にも観戦に出かけます。
友人に僕が「これから福岡にいく」ことを伝えると、「ヤフードームにいくなら連絡ください」とのこと。
そして、福岡道場最終クール初日の土曜の朝、パリーグの予告先発をチェックすると、なんと、、、
ホークス・杉内 vs ファイターズ・ダルビッシュ!!
日本を代表するエースの投げ合いとなれば、見逃す訳には行かないと、
早速友人に電話してチケットの手配をお願い。
そしてしばらくすると、、、「手配完了!」のメールが到着!!
福岡道場初日のプログラムを終え、参加してくれたQB達との少し時間の早い懇親会を終え、
今回の福岡道場開催にあたってずっとお世話になっていた九産大の福田監督がヤフードームまで送ってくださいました。
試合は期待とおりの両エースの迫力満点の投手戦の末、地元・ホークスが3-2で勝利!
試合を決めたのが主砲・小久保のタイムリーということもあって、
ヤフードームに集まった大観衆も大興奮。道場長も堪能させて頂きました。
QBと同じくボールを投げるポジションであるピッチャーのテクニックには道場長も常日頃から注目し、
いろいろと学ばせて頂いていますが、QBが学ぶべきテクニックのひとつとして、
道場生にも時々話をするのが、「胸を見せる時間を出来るだけ短くする」こと。
両エースのピッチングフォームを見てみましょう。
◎杉内投手
◎ダルビッシュ投手
両投手とも利き腕とは逆の腕で胸を隠すようにしながら、前脚を踏みこんできて、一気に腰を回転させ、
フィニッシュでは利き腕の肩・腰が前に出てきてまた胸が見えなくなっています。
QBもピッチャーも、投げる前には利き腕とは逆の肩と腰が投げる方向を向いていて「胸が見えない」状態から投球動作が始まり、
体幹軸の回転の結果、、、
投げ終わりは利き腕の肩と腰が投げる方向を向いていて「胸が見えない」状態にあるのが理想(と僕は思います)
この身体を使い方を習得するば、腕力に頼ることなく、楽にボールを投げることができ、
コントロールは安定し、キレとスピードがあって、かつレシーバーにも捕りやすい球を投げること出来ます。
ちなみに、、、
スクリーンパスなど、ディフェンダーの頭越しのパスを投げたい時に、胸が正面を向いたまま、腕だけで球速を変えようとするQBが少なからず居ますが、
この結果、パスが失速してしまったり、ちょっとしたプレッシャーでコントロールが定まらなくなってしまったりするケースが多々あります。
緩い球を投げる時も、あくまでもこの体幹軸の回転のスピードで球速をコントロールすることが大事です。
道場長的な視点において、上手いQBと下手なQBのプレ―の見た目の違いが大きな違いのひとつが
この胸が見えている時間の長さです。
特にQBの場合はピッチャーと違って、
ディフェンスに捕まらないように動き回りながら判断をして、
投球動作に入っていかなければなりません。
この「ディフェンスに捕まらないように動く」という動作が「投げる動作」とつながっていないと、
「投げたい」と思ってから、「新たに」投げる体勢を作り直す事になるので、
余計な時間がかかってしまってディフェンスに反応する時間を与えてしまったり、
投げる体勢が整う前に慌てて投げることで、コントロールが乱れてしまったりする訳ですね。
だから、道場生にも良く言うのが、「いつでも投げられる体勢を作りながら動けるように!」ということ。
その体勢の重要な条件のひとつが、「左肩が前を向いた状態」(右利きの場合)という訳です。
では、こんな視点で、今や日本でも一番有名かもしれないNFLの名QB・Tom Bradyのハイライトを見てみましょう。
基本的には、投げ始める迄、常に左肩が前を向いたまま動いているのがお分かり頂けますでしょうか。
もちろんプレッシャーの具合や、投げる方向によって、最後に胸が正面を向いてしまっているケースはありますけどね。
いかがでしたでしょうか。カッコいいですねー。
ちなみに、道場長が継続的に同じQBを指導している場合、
真後ろから試合形式の練習を見ていると、上達してくるにつれて、
プレ―が始まって投げるまでの間に、背番号が見える時間がだんだん短くなります。
ちなみに、現在、継続的に指導させて頂いている身体が太めのQBは
最近、後ろから見ていて、身体が多少細く見えてきました(笑)
「一流は胸を見せない」
参考にしてみてくださいね。