じっとしてれば。 | 日々是好日

日々是好日

「命尽きるまでの5年間が幸せならばその人生は成功である」
と信じて僕ぁ、残り人生を悔いなく大切に生きていきたいのである。
Yukihiro kodera is a chronic pancreatitis

5連休初日の地元近江町市場は大賑わい。

雨の兼六園もかなりの人出が出たらしい。

昨年同月の連休を大きく上回る人手に

僕は

「コロナなんて今や舐められてしまってるなぁ」

と嘆息するのであります。

そしてコロナ感染者は過去最高の1日40人。

 

サスペンス映画のシーンで主人公が我が子に向かって

「ここにじっとして待ってろ、動くんじゃないぞ」

こう言い残して場所を離れるシーンがよくござります。

そういう時はほとんど、その子達はうろうろと場所を移動して

敵の手に落ちてしまうのであります。

そこで我が妻は必ず大声で画面に向かい

「それ見なさいよ、言わんこっちゃないでしょうが。

なんで、言うこと聞いてじっとしていないのよ。

もたもたと動くから敵に捕まるんよ、馬鹿たれがぁ~」

そこまで怒らんでもと思うほどカンカンになるのであります。

確かにかみさんは、忠犬ハチ公みたいな部分がありますが。

 

(君の言うとおりにしたらストーリーが展開しないし・・)

と僕は内心思うのでありますが、それを言うと

かみさんの怒りに火を注ぐので黙ってうなずくのです。

 

政府があれだけ外出は控えましょうと声高にお願いしても

出たがりの人たちには馬耳東風なのであります。

それはなぜか?

コロナを心底からは怖がっていないからであります。

自分は掛からないと根拠もなく思っているからであります。

そんな人たちに外出は控えましょうと言っても無駄です。

かみさんは

「そんな奴らはとっととコロナに掛かりなさいよ

そして病床で大いに後悔しなさいよ」

と頭から湯気出して熱くなるのです。

 

重症化して苦しんでいる入院患者の様子をどんどん報道すべし。

不幸にして亡くなった親族が入院時面会も出来ず

お別れも出来ない現実を大いに知らしめるべし。

自己犠牲のごとく働く病院関係者の苦労を報道すべし。

コロナを舐めて感染してベッドで後悔している若者の

様子をがんがん報道すべし。

味覚障害、聴覚障害に悩むコロナ感染者の様子を

他人事ではないぞと思わせるように報道しなさいよ~。

 

かみさんは連休で大いに賑わう観光地の報道画面に

向かって吼え続けているのであります。