5連休初日の地元近江町市場は大賑わい。
雨の兼六園もかなりの人出が出たらしい。
昨年同月の連休を大きく上回る人手に
僕は
「コロナなんて今や舐められてしまってるなぁ」
と嘆息するのであります。
そしてコロナ感染者は過去最高の1日40人。
サスペンス映画のシーンで主人公が我が子に向かって
「ここにじっとして待ってろ、動くんじゃないぞ」
こう言い残して場所を離れるシーンがよくござります。
そういう時はほとんど、その子達はうろうろと場所を移動して
敵の手に落ちてしまうのであります。
そこで我が妻は必ず大声で画面に向かい
「それ見なさいよ、言わんこっちゃないでしょうが。
なんで、言うこと聞いてじっとしていないのよ。
もたもたと動くから敵に捕まるんよ、馬鹿たれがぁ~」
そこまで怒らんでもと思うほどカンカンになるのであります。
確かにかみさんは、忠犬ハチ公みたいな部分がありますが。
(君の言うとおりにしたらストーリーが展開しないし・・)
と僕は内心思うのでありますが、それを言うと
かみさんの怒りに火を注ぐので黙ってうなずくのです。
政府があれだけ外出は控えましょうと声高にお願いしても
出たがりの人たちには馬耳東風なのであります。
それはなぜか?
コロナを心底からは怖がっていないからであります。
自分は掛からないと根拠もなく思っているからであります。
そんな人たちに外出は控えましょうと言っても無駄です。
かみさんは
「そんな奴らはとっととコロナに掛かりなさいよ
そして病床で大いに後悔しなさいよ」
と頭から湯気出して熱くなるのです。
重症化して苦しんでいる入院患者の様子をどんどん報道すべし。
不幸にして亡くなった親族が入院時面会も出来ず
お別れも出来ない現実を大いに知らしめるべし。
自己犠牲のごとく働く病院関係者の苦労を報道すべし。
コロナを舐めて感染してベッドで後悔している若者の
様子をがんがん報道すべし。
味覚障害、聴覚障害に悩むコロナ感染者の様子を
他人事ではないぞと思わせるように報道しなさいよ~。
かみさんは連休で大いに賑わう観光地の報道画面に
向かって吼え続けているのであります。