私が以前、「現代ビジネス」に寄稿したディスカウントストア「トライアル」の小型店舗「トライアルGO」が、ついに東京1号店をオープンしました。
『現代ビジネス記事』
「トライアルGO」は、24時間営業・年中無休で、イオンが展開する都市型小型スーパー「まいばすけっと」やコンビニエンスストアと競合します。その“売り”は何といっても値段の安さです。
トライアルHDは今年7月、あの「西友」を3,800億円で買収し、その店舗網や配送網を活用して、この「トライアルGO」に生鮮品や総菜の商品供給を支えていきます。
「トライアルGO」の特色は、「セルフレジ」や「顔認証システム」を採用して、AIによるコスト削減。コストダウンは低価格の鉄則です。
看板メニューの「ロースかつ重」は300円台と、セブンイレブンと比べて約半額の安さ。「便利さを価値」として価格に転嫁してきたコンビニのビジネスモデルをこのまま消費者が良しとするかどうか・・・ここは試金石でしょう。
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方や、もはやコンビニとは競合せず、「まいばすけっと」との市場の奪い合いという声も聞かれます。
👤私の勝手な推測ですが、イオンもトライアルも引くに引けないこの勝負。両社が潰し合うのではなく“相乗効果“によって莫大な「コンビニ市場」を切り崩し、都市型小型スーパーがコンビニに取って代わる日も近いのではないでしょうか?
というわけで、またまた日本テレビ「News every.」で解説をさせていただきました。
すでに1,280店舗ある「都市型小型スーパー」という業態を確立した“イオン”と、九州の暴れん坊“トライアル”の代理戦争ともいえるこの戦い。
今、まさにゴングが鳴ったばかりです。
【小林久ホームページ】
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