【スーパーの常識 vs お客さんの不思議】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 


その業界にどっぷり浸かってしまうと、「そんなの当たり前だろ?」とか、「業界用語」などを頻繁に使うことがある。

スーパーの人が、「ジョインする」「ローンチしました」などとは言わないが、

・どっちが兄ちゃんだ?→どちらの商品の日付が古い?

・トモは「ヤッコ」だから売値は「ウロッパ」でよろしく!
→原価が250円だから、380円で売ってね!


こんな会話は当たり前にする。
お客さんにバレないように(笑)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

それはともかくネット記事を見ていて、「そうか、これだってお客さんは知らないかも…」と思ったのでご紹介します。

☝️冷凍食品売り場に「フタ」がないのはなぜ?

おまけに牛乳やお刺身、お肉のケースにも扉やフタはない。冷蔵・冷凍品を野ざらしで売っているようなものである。

答えは単純なので言ってしまうと、冷凍・冷蔵ケースには目に見えない冷気の流れ「エアカーテン」という仕組みがあって、常時外気をケースに入れない仕組みになっています。

「吹き出し口」と「吸い込み口」があり、昔は故障してないか?を確認するために、タバコの煙やティッシュを翳して調べていました。

ですから、大量陳列のためにこの吹き出し口を塞いでしまうと、一気に冷却効果がなくなり、商品の鮮度劣化や解凍が始まります。鮮度管理レベルをチェックするポイントでもあります。

 


今度スーパーやコンビニの冷凍食品やアイス売り場を見てください。

「商品はこのラインより下に陳列しましょう」と書いてあることに気づきます。

他にもこんな「お客さんは気づかないこと」を見つけて、今後ご紹介しますね!

皆さんも「スーパーの疑問」があったら教えてください。

#フタが無いのがオープンケース
#扉があるのがリーチインケース

 

【小林久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com