岩手県の「田野畑村」は、コンビニさえない買い物が不便な地域である。
名前からしてのどかなイメージが湧く村だが、最寄りのコンビニまでの距離はなんと20km。
村民は買い物やATMの利用ができるコンビニの出店を望んでいる。そして村も要望に応えようと「出店希望者」を募集しているものの、応募はこれまでゼロの状況である。
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👤今日は少し厳し目の意見を述べさせて欲しい。
私も過去スーパーを経営していた。山梨県内に16店舗、そのうち12店舗が「個人商店やローカルスーパーが閉店した店」に“居抜き出店“したものである。
『これまであった馴染みのスーパーが、近隣にできた大型スーパーやショッピングモールの影響を受けて潰れてしまった!』
その都度私は、“ヒーロー気取り“でその店を買取り、「破綻スーパーの再生」を掲げて買い物弱者に寄り添ったわけである。
「店まで行けない」と聞けば『移動販売車』を走らせ、近場の家なら無料で配達もした。
まあ、なんやかんやで評判にもなったが、商売的には採算が合わず、“閉店すれば困る人が発生する“との正義感から赤字を垂れ流し、最後は「倒産」に至ってしまった。
もちろん私の経営能力が足りなかったことは事実だが、私の後「買い物難民」に対応したスーパーはどこもなかった。
☝️理由は「商売にならないから」である。
私がいつも思うことだが、この村にコンビニができたとしても、住民は100%満足はしない。
それどころか「あれも欲しい・これも欲しい・あれが無い・あっても高い」と要望がエスカレートしていく。人間とはそういうものだ。
👤私がもしここの村長さんにアドバイスできるなら…
「リスクをとって村のために出店するコンビニや店はありません。やるなら『村営』にして、そこに血税を注ぎ込んで、真剣に経営に参画してください!」
村長がおっしゃるように、「災害対応」の機能を持たせたいなら、なおさら行政の参画で“経営維持“しなければなりません。
待っていたって「ホワイトナイト」は気やしません。
それに住民は(もちろん不便でしょうが)なんとか自力で買い物をしたり役場や銀行、病院に行っているのではありませんか?
【地域のために!住民のために!】
そう信じて頑張りましたが、結果を出せなかった当事者からの偏った意見です。
暴論をお許しいただき、スルーしてください。
【小林久ホームページ】


