【四国初!コストコが愛媛県に再来年オープンへ】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 


今年の4月、わが故郷山梨県「南アルプス市」に国内37店舗目として開店したコストコ。来年開店の三重県亀山市に続いて、2027年に愛媛県東温(とうおん)市にオープンするというニュースである。

これだけメディアで「コストコ・コストコ」と話題にし、SNSでも大盛り上がりのコストコである。

身近にコストコができると「地価」も上がり「雇用」も増える、そして近隣県からやって来る客が、コストコ以外にもお金を落としていく。

地域の商業環境の疲弊や、1,500円以上の時給による既存店からの人材流出、渋滞発生の住民への影響など、「いいことづくめ」とばかりは言えないが、地域にとっては「政権交代」に等しいほどの『期待感』に違いない。

それが証拠に写真を見ればわかるように、“コストコ誘致“に成功すると、コストコ日本法人社長の両隣に、知事と首長が満面の笑みで肩を並べている。(どこも同じ風景…)

さしずめ『コストコを取ったどー』と言わんばかりに…

 



 


 

迎え撃つ「地域商業」は、これを甘く見てはいけない。

👤「四国内に20万人いるコストコメンバーが愛媛県(東温市)に来てくれるのが楽しみ」とコストコの社長は語った。(既存店から20万人の顧客を奪うの意味)


☝️この4月にコストコができた山梨でも、

①学者や専門家は「コストコとローカルスーパーは“客層“が違うから、競合は限定的」→ウソ

②始めのうちは道路も混むが、すぐに落ち着くから大丈夫→週末に来てごらん

③コストコのガソリンスタンドができると、既存のGSは死活問題になる。→でも打つ手は…無い

④地元のローカルスーパーは必ず1〜2社は閉店するか身売りするかの選択に迫られる→すでに1社発生

⑤メディアはコストコの悪口は言わない(笑)

⑥地元への影響に対して、県や市は「結果を見て対応する」→特段何かをすることは無い


なぜなら、コストコ出店への期待の前では、それに水を差すような話題は黙殺される。

消費者が両手(もろて)を上げて歓迎するものに、行政はモノは言えないからである。

せっかくですから、愛媛県でも直近の山梨のコストコを参考にしてはどうでしょうか?

 

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