【毎年恒例「お盆さん」の買い物テクニック!】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



「年末年始」「GW」「お盆さん」にお送りしている“賢いお買い物情報“ 、またまたこの時期がやってまいりました。業界の「余計なことを言うな」の声に反して、『消費者の味方』をめざします!

☝️さて写真は、一般的な 「公設市場の営業カレンダー(水産・青果)」です。

これを見ると市場の『休日』が分かります。

休日には「魚や野菜」の入荷がありませんので、自ずと前日までの商品を売ることになります。“鮮度が落ちる”とは言いませんが、私は「生魚や貝類」は買いません。

市場は基本「水曜日」と「日祭日」がお休みです。そして流通を考えて『3連休』はしないのですが、「お盆さん」の時期には(売れるため)間に合わないので変則的な営業日となります。

①8/11(月)は「山の日(祝日)」だけど、市場は営業(開市)する

②8/13.14.15は市場が「3連休」になる(こんなに売れる時期なのに…)


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☝️スーパーは、年末年始と並び「お盆」の時期が一年の中でも一番売れます。

そして8/12.13の売り上げが通常の2〜3倍に跳ね上がります。

12日は盆飾りの果物が売れて、青果部が鮮魚の売り上げを超える珍しい日、13日は来客をもてなすために「刺身や寿司」が売れて、鮮魚部が売り上げ1位を奪い返します。

漁師さんもお百姓さんも、それを運ぶ運送屋さんもお盆休み(市場職員は公務員)になりますから仕方ありませんが、この時期の市場はそりゃもうヒッチャカメッチャカです。


☝️さて、では「お盆」の買い物はいつ行くのがベストか?

👤私が一番お勧めするのは8/11(月)の午後です。

本来、祝日(山の日)で休みの予定を“あえて“市場を営業し、翌12日からの繁盛日に備える。その結果大量の仕入れがあるため、商品が売り場に並ぶのは、早くても午後以降です。

そしてなんとこ『の時期に、8/13.14.15と“禁断の3連休”、前日の12日には合わせて4日分の商品が店に納品され、売り場もバックヤードも手いっぱい(私なら12日にはスーパーに行きません)。そして16日(土)に再び市場が開くまで、「お刺身」は控えると思います。


☝️それよりお盆商戦が終わった『8月16.17の土日』には、売れ残った「うなぎ」や「冷凍エビ」、売り切りたい「果物」などが値引き販売され、掘り出し物が増えます。

☝️そして、お盆商戦が明けて、スーパーの売り上げが一気に落ちるのが8/18(月)からの夏休みの後半です。9月の恒例の値上げにも負けず、各社売り上げ確保のために「◯◯セール」が連日行われるはず。本当の買い場は『お盆明け』です。

もちろん市場関係者・スーパー各社も知恵を絞って良い商品を提供してくれると思いますので、私の意見はあくまでも参考程度でお願いします。

👤私のアドバイスは「その日にパチンコ屋に行っても出ねえよ!」みたいなもんです。

親戚や友達のおもてなしに出費もかさむこの季節。

情報収集と事前準備で賢くお買い物をしてください。

 

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