【地元メディアが語る『コストコ開店1カ月』】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 

 


私が11日(月)に投稿した「山梨県にコストコが開店して1カ月の動向」に続いて、地元テレビ局がローカルニュースで同じテーマで特集をしていた。

もちろん報道は想定内だったので、私も先に発信してメディアとの“答え合わせ“をしたかった。そしてご想像の通り、実情が報道されるわけもなく…。

報道によると…

☝️1か月間の来店者数は、予想の2倍を上回り、全国37店舗のコストコの中で2番目の多さだったという。また、来店客の内訳は85%が山梨県で、長野県から8%+静岡県から3%。

本当はもっと(2〜3割)県外からの来店を見込んでいたはずだ。それほど足元の人口がない山梨県…。


もちろんコストコは大盛況で、これで当初目標の年商200億円は軽く達成するってことだろう(本当かな(^^;)

 



ニュースの中で、
・GW前の開店ということもあって、全国で37店舗あるコストコの店舗の中で「牛タン」が日本一売れているという。(これがニュースになるのは意味不明)

・隣接のテナント棟「fumotto (フモット)」が楽しみ。
→これはヤ◯セっぽい…私の知人曰く「悲惨なほどガラガラ」

 

 



 

ローカルスーパーテレビ局は、他の地元スーパーからのテレビCMや新聞広告、その他のしがらみから、コストコばかりを持ち上げるわけにはいかない。

しかしメディアの特性から、広告料を払ってくれたら「現地レポート」にも行くし「特集コーナー」も設(しつらえ)るもの。すでに“ヘソを曲げた“地元スーパーが広告協賛から降りたとも聞く。

イオンなどは目に見えない圧をかけるのか、意味もなく「お買い得情報」やら「イベント告知」が番組中に入り込んでくる。バーターで取り上げるテレビ局も辛いところだろう。

しかし、ヤケに“コストコ礼賛“に前のめりになっているのを感じている県民は私だけではあるまい。

☝️地元の商工会に聞いても、「地域商業にマイナスの影響はない!コストコを恐れるばかりではダメだ!」と胸を張る商工会長。(そりゃそうだ、コストコのテナントに入ってるw)→これがローカルニュースクオリティ

👤ちなみに山梨にコストコを誘致したのは、何を隠そうこのニュースを報道したローカルテレビ局の親族企業である。

山梨にはローカルテレビ局が2つあるから、もう一つのライバル局がどのように報道するか興味津々…。

以上、現場からお伝えしました!

 

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