ここで何度も取り上げている「クスリのアオキ」のローカルスーパー買収の話。
あまりに急過ぎて驚きが隠せない(^^;
今度は東北の複数のローカルスーパー35店舗を買収し、今後『生鮮食品をしっかり扱うドラッグストア』として、他の「食品も扱うドラッグストア」との差別化を図ろうとしている。
アオキは2020年以降M&Aを進め、今年中に1,000店舗達成を目指している。
もはやスーパーマーケットとドラッグストアの境目はなくなっていて、違いがあるとすれば、
①食品の扱いは多いが、生鮮食品の割合は少ないディスカウントストア
②生鮮食品までしっかり扱うディスカウントストア
この2つに分けられている。
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👤でも逆に「巨大なドラッグストアを持つ生鮮食品スーパー」ではダメなのか…?
正解は…
スーパーマーケットがドラッグストアを経営するより、ドラッグストアが(生鮮食品のノウハウを持つ)スーパーマーケットを手に入れた方が簡単なのである。
そして何より、冷蔵冷凍設備に金が掛かるスーパーを買ってしまった方が、新たに設備投資するより格段に安く済むのだ。
☝️かつてスーパーマーケットの利益部門だった「雑貨コーナー」は、もはやドラッグストアや100円ショップにお株を奪われ、その価格にしてもドラッグストアには敵わない。
👥生鮮食品も値上がりやコスト増、競争過多が続き、体力のないローカルスーパーは経営が厳しい(>_<)
ここに「クスリのアオキ」は目を付けたわけである。日本中でアオキの申し出を待つスーパーは多いはず。目の前にアオキを出されて「兵糧攻め」に遭うよりずっとマシなのだから。
それにしてもローカルスーパー買収の速度が速いアオキの戦略である。
裏を返せば「今やらなきゃ他にやられてしまう」ということの証明である。
今伸び盛り?の「ロピア」は、「スーパー」を買うのではなく、ヨーカドーが撤退した後の「場所」を狙って(買って)いるのだ。
両社に共通しているのは、まさに今の経済状況やかつて小売業の主役だったヨーカドーやローカルスーパーの凋落にチャンスを見出しているということである。
これを「ハイ◯ナ」と言おうが「火◯場ドロボー」と言われようが、生き馬の目を抜くビジネスの世界では、『変化に対応できるものだけが生き残る!』が正解となる。
今後もこのスキームで成長(拡大?膨張?)していく企業が増えるはずだ。
しかし個人的には好きなやり方じゃない。
👤私は反対側で生きてきた人間なので(^^;
#これからは業界の境界線はなくなり
#店名で判別する時代になりますね
#スーパーから相当人が流れていると思うなあ