北海道のニセコエリアは、スキーを楽しむ訪日客が押し寄せている。その対応のために周辺の宿泊施設は時給2,000円超が当たり前、その結果地元のスーパーや介護、郵便局に人手不足のしわ寄せが来て、業務が回らないというニュースである。
スーパーの「マックスバリュ」は時給を1,220円まで引き上げたが人が集まらず「あと3倍欲しい」とこぼしている。
👤お弁当が作れない、夜間のレジがいない…
人さえいればもっと売れるしもっと儲かる!従業員にも地域にも還元できるのに(><)〜これほど惜しいことはない。(山梨県の最低賃金は988円なので1,220円も出せばすぐに集まる)
ニセコでは不足人員を補うため、20カ国から450人の働き手を確保した。背に腹は変えられない、時給はもっと上がっていく…。上げた分は訪日客の単価を上げれば十分に賄えてしまう。
しかしこのような「価格転嫁」はスーパーや介護職では無理である。エッセンシャルワーカーの確保ができなくなれば、地域住民の生活に影響が及んでしまう。
ニセコばかりでなく他の観光地でも同じ問題がありそうだ。観光地の現地の人口は、得てして少ないものだから。
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☝️私がもしニセコでスーパーを経営していると仮定すれば
①観光客がこれだけ来るんだから、商品は安売りせずに、ほぼ定価で売って儲けよう!
②牛肉やカニなど高額な商品を充実させて、観光客に売って儲けよう!
③それでも受けた分を時給アップに使って人を集めよう
④それでも人手不足なら、寮やアパートを借り切って、本州から学生とか集めよう!
と考えるはずである(欲が深くてすいません笑)
☝️でももしそうすれば、それまで贔屓(ひいき)にしてくれた地元のお客さんの信頼を失ってしまうだろう。インバウンド景気が永遠に続くならそれでもいいが。
1,220円でも人が集まらないニセコの「マックスバリュ」
👤赤字ではないはず…利益は結構出ているのでは…?
いけない、いけない!
業界人の悪いクセである(^^;