現代用語の基礎知識〜【総合的に判断した結果】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



👤さて、最近よく聞く用語を私なりに解析してみます!

【総合的に判断した結果】

①「本来の意味」
→さまざまな要因を元に、偏りのない冷静な視点で全体を俯瞰して検討すること。

②『本当の意味』
→具体的な要因や原因はすでに分かっているものの、今後事態が変わって、逆に自社が劣勢に立つことを防ぐため、あえて問題点をハッキリさせない「逃げ口上」

③「使用例」
A.今回の問題を『総合的に判断した結果』、◯◯氏の出演をご遠慮いただきました。

B.御社の業績や将来性を『総合的に判断した結果』、今回の融資は見合わせていただくことになりました」
(どれだけ言われたことか…(><))

【☝️結 論】
👤「またご縁がありましたら、その節はよろしくお願いいたします!」

さて、その末路は…?

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【当面の間…】

①「本来の意味」
→しばらくの間、または問題が解決するまでの間。具体的には、数週間から数ヶ月、長くても1年(中短期)程度の期間。

②『本当の意味』
→現時点では「永久に」または「相当な長期間」。問題の完全収束と世論が納得する(または忘れる)までの期間を指す。

③「使用例」
A.事態が収束するまで『当面の間』活動を自粛します(番組スポンサーを降ります)。

B.経営改善するまで『当面の間』、融資は見合わせます。

【☝️結 論】
👤「もう今後は、オタクの会社とお付き合いする気はありません!空気読んでください」
(そして関わりのある企業だけが残る)

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『おまけ』

☝️質問に答えて「言質(げんち)」を取られたり、自分達でも状況を把握していないため『回答できません!』の代わりに使う言葉

→調査中につき差し控えます
→人権やプライバシーに配慮して…
→第三者に委(ゆだ)ねています
→信じています
→◯◯だと認識しています
→◯◯と思う


☝️今問われているのは企業の姿勢です。
早く、利害関係のない「第三者委員会」に調査を委ねた後『総合的に判断して』、解決策や再発防止策、そしてスポンサーや視聴者の理解が得られるまで『当面の間』営業を自粛して、再スタートできるように頑張ってください。


サザエさんやまるちゃんが泣いていますよ!

 

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