毎度「お盆休み」とおせち料理を買い求める「年末商戦」の頃に、『この日は市場が休みだから新鮮な魚は店に並ばないよ!』などと余計なことを書くシリーズです。
早いものでもうそんな時期になりました。
☝️ここで市場の基本的なルールをご紹介すると、
①市場で働く人や、魚や野菜を出荷する人達の休みも考慮して、毎週水曜日と日曜日(祝日)は市場は休みます。
①スーパーや小売店の在庫が無くなってはいけないので、「3連休」はしません(お盆と年末年始除く)。
と、こんな感じです。これは市場が基本的に、県や市が管理する施設であることが理由です。
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👤さてサムネの写真は、基本的な年末年始の『生鮮市場の営業カレンダー』です。これを見て私(元スーパーの社長)が感じることは…
☝️クリスマスイブの買い物は前日の23日に済ませてしまいたいところ。24日は店が混雑して買い物時に時間が掛かる。行くなら「午前中一択」
☝️クリスマス明けの25日に「おせち料理」を買いに行くぞ!
→ママ、ちょっと待って!25日は水曜日だから生鮮市場は「お休み」。おせち料理を陳列するのは、25日の夜 or 26日の午前中です(大手スーパーは別かも)。おせち材料をまだ買わなくても、「価格調査」に行くなら26日(木)です。
☝️おそらく27日(金)から大晦日の31日まで、5日間の『歳末大蔵の市』などの(意味不明な)タイトルで、新聞紙面大の特大チラシが新聞に入ります。出来合いのおせち料理のパック、実は賞味期限は全て「1月7日まで」。なのでもういつ買っても同じです。売り切れる前に買ってしまいましょう!
☝️12/30は一年の中で1番売り上げが高い日です!
「えっ?大晦日が一番じゃないの?」と思われるかも知れませんが、大晦日の夜はお客さんの引きが早く、売り切れ商品が多いため売り上げが伸びません。そのため30日が売り上げのピークとなります。商品は取り合いになるし、レジは大混雑、30日のお買い物は覚悟が必要です。
そんな時に限ってセルフレジが苦手なお客さんが目の前にいます…(@_@)笑。暮れのお買い物はできれば29日までに一旦済ませましょう!
☝️12/31から1/4まで、市場がお休みになります。
ですからその間に「新鮮な生の刺身が食べたいなあ」とか、「もっとイチゴが食べた〜い」など子供に言わせてはいけません!(笑)
刺身は全て冷凍か真空パック、イチゴやみかんは年末の残り物です(^^; 「新鮮なほうれん草やレタスが食べたい?」→とんでもない、あっても冷蔵庫に保管してある貯蔵品です。例外なのは「もやし」だけ(業者様ありがとうございます)
新鮮な野菜や生のお魚は市場が開く1/5の『初市』までの辛抱です。(この日は決まっているので日曜日でも市場が開きます)。例の「すしざんまい」などが初セリでマグロを競り落とす日です。
☝️イレギュラーで5日の日曜日に市場を開け、1/6.7と営業したらすぐ、いつもの水曜日休み(8日)となります。ハッキリ言って市場の物流が通常に戻るのは、1月9日(木)からでしょう。
その後は新鮮な魚や葉物野菜がスーパーに並びます!
☝️肉や花も市場を通して流通しますが、魚や野菜とは違って貯蔵や輸送が違うため、それほど神経質にならなくても大丈夫です。(年末年始は回転寿司か肉食ってろの意(笑)
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勝手に思いつくまま書きましたが、スーパーも年末年始が終わると一気にヒマになります。年度末に向けて「売り上げ予算達成」のために、(根拠がないのに)『創業祭』など大型の特売や販促サービスを開始し始めます。
【結論】年明けこそが絶好の「買いどき」です(^_−)−☆
皆さん、賢くお買い物を!