【コンビニエンスストア相関図】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



セブンイレブンが外資に買収されるとか、それを拒む創業者一族が銀行や商社と組んで阻止するとか、何が何だかよくわからない皆さん(^^;

私もスーパーやコンビニのことを語ることが多いのですが、一度ここらで整理しておきましょう。(と言うか、自分のために整理させてくださいm(_ _)m)

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🥇1位【セブンイレブン】

 



・2万1535店舗・年商5兆3452億円
・大株主→セブン&アイHD (三井物産は7&iの株主)
・主要納入業者→三井物産+国分(丸紅)



🥈2位【ファミリーマート】

 



・1万6271店舗・年商3兆0692億円
・大株主→伊藤忠商事
・主要納入業者→伊藤忠食品



🥉3位【ローソン】



 

・1万4643店舗・年商2兆7509億円
・大株主→三菱商事+KDDI (半々)
・主要納入業者→三菱食品(売上の3割がローソン)


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この図を見れば分かるように、「コンビニBIG3」の勢力争いには、日本を代表する「商社」と傘下にある「食品卸問屋」のメンツが掛かっている。まさに『負けられない戦いがそこにある』ということです。

それに加えて商品の物流を担う配送業者、商品製造の委託先(OEM)、店舗設計や建設、開発業者に至るまで、すべてが系列化されている。

そして配分は違えど、一番影響力を持ちながらあまり顔が見えてこないそれぞれのメインバンク…。もちろん旧財閥系の金融機関は系列の商社と共に各社を支援している。

そんな厳しい業界なのに、よりによってカナダのコンビニ会社が、業界No.1の「セブンイレブン」を持つ「セブン&アイHD」にM&Aを仕掛けてきた。

その結果、「まかりならん!」となったステークホルダー(利害関係者)はそれに対抗すべく、創業者一族と銀行・商社が手を組んで阻止しようと動き出した。

その支援にはファミリーマートを支える「伊藤忠商事」が参画しているので、もしそうなると「セブンとファミマ」はライバルどころか「協力関係」となるはずだ。そうなれば乱立して潰し合うコンビニ戦争も一つの時代を終えるのかも知れない…。(いやいやまだ私の想像に過ぎない)

☝️来年はコンビニ業界の地殻変動が始まります!

#ウチの創業家とはずいぶん違う笑 
#イトーヨーカドーは伊藤さんちの羊華堂 
#ここ試験にでます

 

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