【そう言えば、最近カタログショッピングとかしないよね】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々



 

 

 

セブン&アイが子会社のカタログ通販会社「ニッセン」の株を売却したとのニュース。しばらく気にも留めなかったが、ひと昔前までは分厚いカタログを見ながら「あれがいい、これがいい」と商品を選んだことを思い出す。

私がスーパーを経営していた頃も、あの分厚く豪華な「カタログ」は無料で配布して欲しいと、通販会社から店舗に直送されたものだった。こちらの「言い値」で申告した部数をスーパーに来たお客さんに配るだけで、「一部につきいくら」の報奨金がもらえる、非常に美味しい雑収入だった (笑)

要するにそれだけ豪華なカタログ本を(マージンを払って)無料で配っても、十分採算の取れるビジネスだったのだろう。今カタログを見て商品を買うのは、結婚式の引出物くらいのものだろうかw。(アスクルもカタログよりネットですよね)

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今はデジタルの進化で、商品カタログ本はスマホの画面に高解像度で表示され、完全とは言わないまでもほぼ商品の質感まで分かるようになっている。

秘密の購入履歴や、「あなたこんなの好きでしょ?」と売り込んでくる商魂の逞しさも皆さんご存知の通りである。

☝️「カタログ通販業界」、残念ながら役割を終えたのかも知れない。商品販売のチャネルの多様化のために「ニッセン」を傘下に収めたセブン&アイだったが、高い買い物になってしまったようだ。

個人的にはセブンが行う「オムニセブン」の通販も、あまりこちらの気を引くようなものでなく、「一応やっとく感」を感じていた。

お客さんと対面で商売をしてきたスーパー発祥のセブン「小売」と、ネットで何でもお届けしまっせ!の「通販」は、そもそも相性が悪いのかも知れない。

何でもかんでも(オムニ=全方向)、欲しがっちゃいけないってことかも(^_−)−☆

#一冊配ると50円 
 

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