【インバウン丼と呼ばないで!】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々


 

 

 


円安による外国人観光客の増加で、日本全国の観光地で、レストラン等の値段も「世界基準」となり、ラーメン一杯2,000円、握り寿司5貫セットで3,000円、人気の神戸牛の価格は天井知らずと、日本人では手の出ないほど高価格になっている。(それでも外国人観光客は安い!と)

【高価格の海鮮丼=インバウン丼】と称して、東京豊洲の飲食店ではこの写真のメニューは「特選和牛と雲丹のプレミアム丼」が8,500円也。

これを高いと思うか?は味との兼ね合いもあるが、素直に「ボッタクリじゃね?」と思う人がいても非難はできないところだろう。(食べてみたいですよね、皆さん!)

しかし記事では、当事者の飲食店側もこの価格ばかりが知れ渡り、国内の客離れが起こっているため、「取材拒否」して沈静化を望んでいるとのこと。自分も小売店だったので、気持ちも分からないではない。

☝️(一般的に取材を拒否する人は、探られたくない腹があるか、説明しても理解されないと分かっている。この場合「沈黙は金」とならない)

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本来豊洲は市場の移転に伴う開発で、食をテーマに国内外のお客さんを集めることがコンセプトのはず。それが図らずも「コ◯ナ明け+円安」の影響でインバウンド客が溢れてきた。「オーバーツーリズム」と言われても、今自分たちでどうこうできる問題でもない。

👥「長らくお客さんも来なくて大変だっのだから、この機をチャンスと捉え、お客さんが払える範囲で最大の価格設定にして何が悪い‼️」

誰がこの叫びに反論できようか…。借入金だって増えているのに。

👤私はお祭りの「焼きそば」や「イカ焼き」なら迷わず500円払う。しかし黒門市場の「牛肉串」や「エビの塩焼き」に3,000円払うほどのお人好しではない。

そこで「インバウン丼」を食べた外国のお客さん達は、多分二度と来ないと思う。『お祭り』だからこそ、家族や友達と旅の記念に食べたのだ。

☝️ディズニーランドは食べ物は高いがインバウンド価格にはしていない。なぜだろう?

それは「きっとまた来て欲しいからだ!」と私は思う次第です。

#誰のための商売か
#取材を受けないのは悪手

 

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