【余った野菜や果物の有効活用】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々



最近私、無い知恵を絞っているのですが、農家では毎日新鮮な作物が(土日祝日関係なく)採れる訳です。キズもなく見栄えの良いものばかりならいいのですが、いかんせん自然が相手なので「傷モノ」「規格外」の物が沢山出ます。

「道の駅」や「農の駅」、「直売所」では、チョイ傷や規格外野菜は、「価格も割安で新鮮!」と、人気があります。またスーパーの青果売り場の一角でよく見る『農家からの直送野菜』コーナーも、今では認知されています。

それでもまだまだ「規格外」の野菜や果物ができてしまうのです。比率は分かりませんが(私の感覚だと)、2、3割は規格外、すなわち「定価(相場)では売れない」商品ではないか?と推測します。(年間180万トンとの統計も)

最近では消費者の意識も変わり、SDGsの流れからも「別に少しくらい傷があっても形が悪くても、普通に食べよう!」というのが当たり前になりました。

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そんな野菜たちの行き先は、「小売店」ばかりでなく、外食産業や食品メーカー(カレーやドレッシング、漬物やジュース、ソースやケチャップ)にもに販売・活用されています。

それでも大量に余った野菜や果物は消費し切れずに廃棄されているのが現状だと思います。

👤私は全ての可能性を排除しないで、ボンヤリ考えます。

こんな「規格外の野菜・果物」を再利用・再加工・商品化する手段は他にないのか?道の駅やネット販売で安く売り捌くのではなく、付加価値をつけた加工品として世に出し、生産者にもっと「利益」と「やる気」を与えたい!

・ネット販売すれば?→本当に農家にメリットがあるのか?プラットホーム業者のためじゃないか?

・残った野菜で野菜チップスを作る→安易_| ̄|○

・パウダーにしていろんな用途に使ってもらう→ふりかけ?溶かしてスープやお茶にする?

・余ったフルーツで「ご当地フルーツグミ」を作るか→既にある(><)

・ジャムやペースト、スムージーじゃ芸がないよなぁ。お菓子に加工するのはアリだな。

・ペットフードとか転用できないか?健康志向で。飼い主と同じものを食べる (笑)

・余った米でおかきや煎餅?米粉にして麺類やパンに→それなら普通に思いつくし、レッドオーシャン

・要冷蔵や消費期限が短い商品は廃棄ロスが出て良くないぞ。

・「発電」とかできないか?「燃料」にならないか?別に「食べる」ばかりが能じゃない。消耗雑貨やレジ袋なんかにならないものかな?

・肥料や飼料にするのはもう当然昔からやってる

・介護や医療の分野と結びつかないか?介護食・病院食の材料とか。薬品・栄養剤の原料に使えないか?(障壁高そう(^^;)


あれこれ考えても、頭のいい人のアイデアは既に実現化されている。コンサルやシンクタンクに依頼すれば、「世界中」の規格外野菜・果物の再利用策を集めてくれるだろう。

☝️アイデアはもう出尽くしている。そこからまた新たなアイデアを生み出したり、結びつけたりしながら「その手があったか!」の妙案が生まれてくるものだ。

これだけ既に素晴らしい曲が沢山あるのに、まだまだ新たなヒット曲🎵が生まれてくる。アイデアを絞り出す時、私はいつもそう思うことにしている。

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私は農家(生産者)にとってメリットのあることをしたいと思う訳です。沢山のお百姓さんたちに会って悩みを聞くと、「農業一本じゃ食べていけない。なにか副業(他の収入)があったらいいんだけど…」と皆さんが言います。

と、無い知恵を絞りながらこの文章を書きました。
失礼しましたm(_ _)m

 

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