【暴論~何でも欲しがるイオンさん】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 

皆さん感じていませんか?「こんなにドラッグストアばっかりあって大丈夫?」

私の住む田舎でも、ドラッグストアが乱立している。道を挟んで競合店があったり、ライバル店を挟んで同じ看板の店があったりする。素人目で見ても「あまり儲けは無さそうだな」「体力戦・消耗戦か…、地元のドラッグストアもやられちゃうな」と感じる状況である。

そんなにドラッグストアがあっても薬は飲み切れないw。

👤「ドラッグストアは薬で儲かるから、その分食品を安く売って客を集める。それがビジネスモデルだ!」

本当だろうか?最近伸び盛りの「総合ディスカウントドラッグストア」で薬を買っているお客をあまり見たことはない。断言する、ドラッグストアの未来は決して明るくない。

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さて、ヨーカドーに水を開け、一気に引き離して「日本小売業の雄」として盤石な地位を築こうとしているイオンさん。今度はドラッグ業界の売上げ第1位の「ウェルシア」と2位の「ツルハHD」をその傘下に収めるとのニュースである。以前からそんな動きはあったが、疑問点も多かった。

普通なら
①1位の座を狙って2位と3位の企業が統合する

②1位と3位が統合して2位を蹴落とす

③4位以下(の複数社)が1位か2位に取り込まれる

こんな感じの再編が思いつく。

しかしイオンは1位と2位を傘下に収めて業界をブッチ切ろうとしているのだ。もはや「力尽く」とも言えよう。3位以下はすべて駆逐したいのか?でもそれをしたら海外なら「独占禁止法」に触れるかも知れない。

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☝️あくまで私見だが、おそらくイオンの主軸である食品や家庭雑貨の販売を中心とした小売業は、今後「生鮮食品を含む総合ドラッグストア」に取って代わられる危機感を持っているのではないか?そのためにもその競合を押さえてしまえば「伸びしろ」のある業界を独占できる…。

何でもかんでも手中に収め、業界の主導権を握って事業展開するのは「強者の論理」に違いないし、それで成長してきたのも事実かも知れない。でもさ、そんなに思い通りにはいかないよイオンさん。

おそらくドラッグストアの店舗数が半分に減っても、消費者は暴動は起こさない。なぜなら (イオンの息がかかってない) 馴染みの薬屋やスーパーが、しっかりそれをカバーしてくれるから!

生まれてから死ぬまでイオンの世話になれって?昔そんな話を聞いたことがあったな(失礼🙏🏻)

ハッシュタグ#次はダイエーみたいにプロ野球か

 

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