【新語〜『ソフト老害』】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々



👥「あのおっさん、若い人の芽を摘んでばかりで、本当の『老害』だぜ💢」

 

よく聞く話である。古い常識を振りかざし、新しいものは一切受け入れない。その割に目下の者に対しては自分の過去を美化したり、マウントを取って承認欲求出しまくり。「自覚症状」のない困った人たち…。

☝️ちょっと待って!現代社会において『老害』と呼ばれるのは、年齢の高い(いわゆる)おじさん・おじいちゃんだけのことなのか?

こんな疑問を呈したのが、早くも引退を決めた放送作家の鈴木おさむ氏である。

✅上のプライドは傷つけず、下の意見も上うまくまとめて上手に立ち振る舞う。

なんともバランス感覚と自分の立ち位置を熟知した「デキるヤツ」にも思えるが、下の世代から見たらそんな立ち振る舞い自体が既に「老害化」している。これぞ『ソフト老害』と名付けた。

具体的には、下の者の意見を理解した体(てい)でいるものの、最終的には自分の意のままに結論を導く。バランスを取る(モチベーションを下げない)ためにその一部のみ取り入れるが、大勢に影響のない範囲にとどめる、という感じだろうか?

👤「そのアイデアも良いと思うんだけど…」

👤「君の気持ち、十分理解しているよ!」

👤「若いんだからガッツを見せてくれよな!」


まあ悪気のないことは分かるが、言われた方は確かにウザいかも(^^; →【トゲがある言い方】

「老害」は高齢者だけではなく、もはや30代・40代でも意識すべき問題なのかも知れない。

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☝️これを防ぐには「こうすればもっと良くなるよ!」など前向きな言葉使いを心がけることだと専門家はアドバイスする。

私なんか「組織に属してない専門家が分かったように何言ってんの?」と反応してしまう→【老害確定!】

今さら「昔は良かったねぇ〜」などと言うつもりはないが、今やコンプライアンスや◯◯ハラが花盛り。子供の食べ物アレルギーや感染症が増えたのも、一種の過保護の産物とも言われている。

世の中は学んで進化する。失敗を教訓にしながらバージョンアップしている筈だ。だから今は昔より進歩していなければならない(でしょ?)。その最新の最適解が、若くして目下の人に対する『ソフト老害化』の風潮だ。

この言葉を生み出した鈴木氏が「やってらんねぇよ💢そんなんじゃ辞めた方が皆んなのためだ!」と言ったかどうかは知らないが、放送作家引退のきっかけになったことは事実である。

最近テレビドラマ『不適切にもほどがある』が人気である。「(昭和の)時代背景を考慮して、不適切な表現があります』とお断りを入れておけば、何やっても構わないとの『ソフト老害』炸裂のドラマ作りである。

私には宮藤官九郎と阿部サダヲコンビが「これでいいんだろ?」と世の中をおちょくっているみたいで心地よい(^_−)−☆

このドラマを見て「不適切」とか「不謹慎」と思う人は少ないと思う。そんな現代だからこそ、まだまだ伸び代は大きいと信じている。

 

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