私なんか田舎のそこそこのスーパーの社長で、若くして県の教育委員長とかやってたから、知らない人が見たらよっぽど立派な人に見えたのかも知れない (笑)
行政は様々な施策を実行するにあたり、事前に『第三者委員会』とか『有識者会議』などで専門家や市民から意見を聞き、それを十分に考慮した体で実現に向けてスタートさせることがある。(あるあるw )
👤この会議、構成メンバーは行政の担当課長やそのスタッフを事務方とし、議事を取りまとめる座長は公立大学の教授などが指名される。「あれっ?あの人前も見たなぁ…」
首長など、いつも冒頭だけ現れて挨拶(原稿読むだけw)だけして「公務のために退席させていただきます」とそそくさと会議室を出ていく。100% (笑)
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「甲府市まちづくり会議」や「商店街活性化審議会」みたいな会議には、市役所から電話がかかって来て「小林さん、またお願いしますよ🙏🏻」と依頼される。『口は利くけどやることもやる』と公言している都合上、断りづらいこともあって仕方なく受けていた。
私は(イメージと違い?)、会議で余計なことは話さないし、時間が来たらひと笑い取って会議を終わらせる役として最適だったのだろう。
専門家の大学教授やNPOの代表、一般消費者の代表みたいな「実はプロ市民」、鼻から話なんか聞く気もないけど煩いから呼んだ地域住民…。これらの結論など出るはずもない会議の中に、多少人気者の私がいるだけで会議は穏便に終わり、次の開催までまた時間が稼げる訳だ。
✅まさに私は行政にとって便利な「ツール」だった。
結論など審議会ができる前に決まっているし、私が何を吠えても「検討します」と言われてスルー。座長や専門家は、次の審議会にもメンバーに選ばれて「箔」を付けるため、行政には盾をつかない。またはこの座長案が採用される前提になっている。
一般人枠に(間違えて)選ばれた女性メンバーなど、着てる服もピアノの発表会みたいだったり(失礼🙏🏻)、若い青年が話しても、まとまらなくて座長に制止されるのがオチである。しかし彼らの名刺には次から「◯◯審議委員」の肩書きが追加される (笑)
結論ありきの行政案に、御用学者が公平な立場である民間人から意見を聞いた体で「お墨付き」を与えるためのもの、これが有識者会議や第三者委員会と言えよう。
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👉じゃあんた、民間人が行政案に対して何も言えない、言っても無駄ってことじゃないか💢
やり方はある…。
普段物分かりのいい私は、5、6回で終わるその審議会では大した発言をせず、(座長しか知らない)落とし所を探すことに注力する。そして問題点を「一つだけ」見つけて、最後の会議の前に事務局に直談判!
👤「私、意外にお行儀が良かったでしょ?最後の会議で◯◯だけ私の意見を取り入れてくださいよ。ちょっとだけで良いんです🙏🏻」
☝️ これで私のアイデアや改善策が行政案に取り込まれる。少しは委員からの意見も取り入れなければ、「出来レース」と市民に非難されるからだ。その市民とは私なのだが (笑)
これが私が経験してきた田舎の行政運営。
皆さんの街は違うと思いますけどね(^_−)−☆