【年内にはなんとか決着を!…という解決方法】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々


 

 


様々な問題や訴訟などの争いごと、伸び伸びになっていた契約や判断など、『年内には!』の理由で結論が出る(または出す)ことが多い。

揉めに揉めた案件も、誰しもそのままでいいとは思ってはいない、しかし自分から引くのは気が済まない。そこで登場するホワ〜ンとした肩を押す言葉…「年内に解決して、いいお正月を迎えましょう!」

知り合いの弁護士から聞いた話だが、離婚でも事故の示談でも「年末」や「年度末」は歩み寄りのタイミングだという。少し前には「平成の内に!」や「次の時代に持ち込まないようにしませんか?」との殺し文句で、双方を納得させたと笑っていた。

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さてこのニュース、ビッグモーターにビタ一文「追い貸し」する気がなかった銀行団が、ここへ来て繋ぎ融資をしてやろうという動きである。

もちろん少し前の状況とは違い、(おそらくスポンサーになるであろう)複数社が手を挙げていることが理由だろう。潰れても仕方ないと思っていた不良融資先から、少しでも回収する見込みがあれば、金融機関は手を貸すということ。これは身の回りの一般企業に対しても同じことだろう。

唯一の懸念は、この追加融資で生き延びたビッグモーターだが、100%株主であるあの親子の「逃げ勝ち」を許すのか否か?という一点だ(私だけ?w)

👤個人的には『年内になんとか目処をつけて』などというホワ〜ンとした理由でなく、もう一絞りして、親子の対応次第で「繋ぐも良し、引くも良し」の余地を残すべきではなかっただろうか?と思う次第です。

ともあれ、ビッグモーターにお正月が来ることは決まりました。私の知り合いの社長たちは、『このままじゃ年が越せん‼️」と走り回ってる最中です。「今回は自力で繋いでください🙏🏻」とも言われているそうです。ちなみにその社長たちは悪いことなどしていません(バレてないだけかもしれませんがw)。

※ 私の会社の倒産は年末でした。そして運命の第一回「債権者集会」は年度末最終日、平成から令和の時代の変わり目でした。なんとまぁ(^^;

 

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