【ショップ店員の身だしなみルール緩和に思う】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 

 


時代が変わり、昨今の「人手不足」でスタッフを確保するのも一苦労(^^ゞ見た目やファッションもその人の「個性」であり、お客さんさえ問題なければ、(もちろんルールは決めた上で)自由にできる世の中が望ましい。(または身だしなみ緩和でお客さんが多少減っても仕方ない→堅物の店と思われたくないし…)

「お客様は神様です!」の時代が長かった日本において、お客と従業員の関係は「主と従」の印象は否めない。おもてなし・気遣い・機転・配慮…、日本の美徳でもあった。

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👤私は古くからのスーパーの社長だった。だから何の抵抗もなく従業員に以下の様な指導(お願い)をしていた。

・男性の長髪・ヒゲは禁止・女性も長い人は束ねて、毛染めは常識の範囲内で

・香水は厳禁、指輪も菌が繁殖しやすいからできれば外して

・ジーンズ禁止、それ以外ならOK!(社員はネクタイ着用のこと)

・タトゥー?マニキュア?、もっての外!

・制服やエプロンを加工しちゃダメです


まあ、昭和のローカルスーパーだと思って笑ってやってください。

これらすべてのルールの基準は、「食べ物を扱う業種であり、お客さんのほとんどが家庭の主婦だった」からである。コンビニとも客層やピークの時間も違う。

従業員に説明する時も厳密に縛るわけでもなく、「自分のお母さんに叱られない範囲でね!」または「自分の娘から注意されない程度だよ!」と理解してもらった。

記事にあるように、大手を中心に身だしなみの基準緩和が進み始めた。これは悪いことではない。私の行きつけの床屋のオヤジが◯ゲてることや、肉屋の主人が痩せているのも「マナー違反」とは言わないw。

☝でも食品関係は難しい対応を迫られそうだ、先頭を切るのも勇気がいるし。

外食産業のスタッフなら、身だしなみはある程度ユルいことも多いが、スーパーとは客層が違う。ましてや(バンバンおばちゃんから苦情が来る)スーパーマーケットは頭が痛い流れだと思う(^^ゞ 

その扱いの差でまた、スタッフが「ウチの店はココまで許される!」『俺の店、これくらいでもNG』なんてSNSで盛り上がらなければいいけど。

 

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