【みんな大好き『からあげクン』】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 


皆さんローソンへ行くと、レジ台に燦然と輝く「からあげクン」の魔力に魅せられ、見てないフリをしてるのに「買っちゃおうかなっ?」と思案する。そして5回に一回くらいは我慢できずに「レッドひとつ☝️」と、まんまとローソンの罠にハマっているのではありませんか?(かく言う私は3回に一度)

⭐️ファミマのファミチキ、セブンの唐揚げ棒と比べても、頭ひとつ抜きん出ているその存在感と知名度。

✔︎今回、諸般の事情で216円から238円(税込み)に値上げして、商品本部長が会議で、断腸の思いで涙を流したとのこと。それくらいの値上げなら「からあげクン」ファンは購入をやめたりしないだろう。

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この「からあげクン」、業界に居た立場から見ると、鳥のパサパサした安い胸肉に、スパイスと脂質を練り込み、濃いめの味で顧客を中毒(虜)にさせる。原材料の原価はおそらく売価の3割(7〜80円)程度か?

それを累計41億食も売り上げるなど、ローソン本体への貢献度は絶大だろう。

値下げを一切せず、「一個増量」の販促のみで大切に育ててきた商品である。これを値上げするのは、関係者にとっても辛い決断だったはず。そうせざるを得ない昨今のコスト高…_| ̄|○

✅ポカリスエットやオロナミンCなど、柱とも言えるヒット商品を持つメーカーは強い。カップヌードル・カルピス・味の素・ヤクルト…、挙げればキリがない看板商品たち。これらの商品でさえ、始めはすべて売れ行き不安な「新商品」だったw。

そこからバリエーションを増やせるし、他のメーカーも二匹目のドジョウを狙うため、市場自体が拡大して売り上げも伸びる。

そしてその利益で新商品の開発や、工場のラインを増やしていく。もちろん、海外展開も視野に入る!

日夜さまざまなメーカーが「看板商品」の開発にしのぎを削っている。まさに可愛い我が子(看板娘)を産み出して、『皆さんに大きくしてもらおうな!』と祈るように🙏🏻