【見ざる・言わざる・聞かざる】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 
・見て見ぬフリをしろ、都合の悪いものは見るな!
 
・余計なことは言うな、思っても口にするな!
 
・知らないフリをしろ、その場から離れろ!
 
・4つ目の猿【動かざる】→何もするな、関わるな!
 
古くから伝わるトラブルに巻き込まれない「処世術」である。先人の教えは取り入れるべきだ。これを人間関係に応用したらメリットはこの上ない。
 
まず「争いごと」はなくなる、人から批判もされない(こちらもしないから当然)、余計な関りが無くなるため、精神的なストレスは激減。きっとイジメもなくなる、この世はきっとパラダイス!
 
👤さて、性格の悪い私は真逆のデメリットも考えてみる。
 
人に関わらない世の中では、もし犯罪が起きても誰も警察に通報しない。目撃者がいても証言しないので立件できない。捜査方法「聞き込み」と「タレ込み」が無くなり、誰も証言しないので裁判も成立しない。
 
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☝️しかし悲しいかな皆んな「見たいし・言いたいし・聞きたい」のである。自分のことは棚に上げて「放っといて!」というのに、人のことにはズケズケ立ち入る(笑)。

こんな世の中もまた暑苦しいが、無関心の中からは何も生まれない。もちろん衝突もあるだろうが、この余計なことから経済や人間関係は成り立ち、間違いも正されていく。
 
とかくこの「3猿」が大人の振る舞いとして推奨されることがあるが、教えの真意は、無関心でいることを推奨するのではなく、「余計なことはするな!」ということではないだろうか?
 
✅「親切」と「おせっかい」
「気遣い」と「余計なお世話」の分岐点…。

私はよく「余計なことをするな!」「お前はいつも一言多い」と叱られてきたw

※ 本来の《見ざる、聞かざる、言わざる》の意味は、幼い子には、良いものだけを与えよ!悪いものに触れても正しい判断ができる子になるように!という「子育て論」だそうな。

悪いものばかり見てきた自戒を込めて (^^ゞ