【防犯カメラ : ダミーの見分け方】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



スーパーの収益を大きく左右する「万引き」、あってはならないことだが、夏休みになると子供の出来心を含めて、その数は増える時期でもある。

店側も「私服警備員」や「防犯カメラ」を導入して対策するが、そもそもこれは犯人を捕まえるためではなく、「ちゃんと見てるからするなよ!」とアピールすることが主となる。

そしてこの対策に掛かる費用は、利益を産まないどころか、本来なくてもいい経費。儲けの少ないスーパー、とりわけ個人経営の小規模店には大き過ぎる出費である。

👤となれは考えることは一つ☝️『防犯カメラはダミーにしておこう!』

誰が責められようか?

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そこでそのダミーカメラを使い尽くした私が、本物とニセモノの見分け方をお届けします。(良い子は夏休みの自由研究にしないでね🙏🏻)

✅見た目→見分けるのは無理!強いて言えばダミーのカメラは安っぽさが感じられる。プラスティック製ならほぼダミー。

SECO◯のシールも通販で買えるし、倒産処分品としてカメラのみも売っている。

配線は繋がっていなくても必ず付いている。しかし配線ができない天井や柱に設置してあればダミー。

「点滅ライト」も「首振り機能」も乾電池で動くようになっている。

本物の防犯カメラは通電することで静電気が発生してほこりを吸いつけやすくなる。電気部品の入っていないダミーカメラは本物ほど汚れがつきにくい。ゆえに『見た目がきれい過ぎる』のはダミーとバレる。

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☝️防犯カメラで万引きを見つけて、次から次へとバッサバッサ捕まえるスーパーなどない。

まさに『防犯』効果のみ。それより今は、お客さんより従業員のバックヤードの炎上映像防止の意味合いの方が強いかも…?

👤万引きは困る!しかし防犯カメラのシステムはベラボーに高い💦

ウチなんかギリギリの経営だからリースも組めない。

✅防犯カメラがダミーと分かれば、畑の案山子(かかし)と同じで、捕まらないと思った悪知恵の働くカラスは狙いを定めて喰いに掛かる。親戚縁者・ご近所衆を引き連れて。

防犯カメラがダミー(模造品)→ すなわちそれがバレたら「ノーマークの店」と言いふらしているのと同じこと。

やったモン勝ちとは言わないが、悪の根が絶てないのも事実。

ストレスや疾患の疑いもあるだろう。しかし私は店主の立場でしかものを考えられない。事実万引きで潰れてしまう店も多い。

【持論】万引き犯は饒舌である。

👤『まったく防犯カメラなんか付けてお客さんを疑うようになったら世も末ね!

私はどれだけ見張られても構わないけど』(当店の万引き常習犯の口癖でしたw)

今後も現場から、皆さんに有益な情報をお届けします。
(止めろ!)