【スピーチや講演の「つかみ」】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

🎤人前で話し始める時、何から話せば聞いている人の興味を引き、スムーズに本題に入っていけるだろう…?

 

落語で言えば『枕』というヤツで、初っ端に聴衆をこちらに引き込んでしまえば、後の成功は約束される。音楽ライブで言えば「オープニング」🎵気の利いた一言で一目置かれたいものだ。

 

【悪い例】

①ただ今司会の方よりご紹介頂きました◯◯と申します。皆さんを前に緊張しております…

(全く緊張してるように見えない)

 

②今日はお忙しい中お集まり頂き、誠にありがとうございます。私のような若輩者が…

(じゃあ帰れ!)

 

③今日のお客さんは皆さんおキレイでドキドキしちゃいます❤️(会場シ〜ン(^^;)

 

④最近暑いですね!、いや〜良い街ですね!人が優しい土地ですね!(当たり障り無さ過ぎ)

 

⑤皆さんに一つ質問がありま〜す!手を挙げてくださいね。(またこのパターンか…)

 

⑥皆さんこんにちは〜!元気ないですよ。もう一回『こ〜んに〜ちわ〜‼️』

(痛タタ、帰りたい…)

 

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いくら「つかみ」が良くても、話が長いのは頂けない。私も人前で話す機会が多いが、いつも100点満点なんてことはない。いいとこ70点、話した後に「あれを言い忘れた、これがウケなかった」と反省することばかりだ。

 

それでも感想を聞くと「合格点」がもらえるのはなぜか?理由は人の話を100%理解することなどそもそもできないからである。だから話し手がそんなに悪い人でなければ、共に時間を過ごした連帯感で好感を持つ。リアルの良さはまさにこれ。学ぶだけなら本で済む。

 

こちらの伝えたい熱量を100とすれば、聞き手側に届くのはMAX 70くらいのイメージだ。

いや、50届いたら成功かも。

 

✅人前で話すのが苦手というあなた、何もビビることはない。相手は大して聞いていないし、あなたのつかみやトークが下手でも、それで見下されることもない。私のようにいきなりスピーチの指名をされても「ひと笑い」取るような輩は、そもそも胡散臭いヤツなのだw。

 

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私の今までのベストスピーチ🎤は、昔小学校の運動会の開会式で、来賓のスピーチが長過ぎて、子供たちが(貧血で)バタバタ倒れていた時、当時PTA会長だった私に祝辞の順番が回ってきた。

 

👤「立派なおじさん達がいっぱい話したので、私の話はこれで終わります。皆さん運動会頑張ってください。以上‼️」(10秒弱)

 

全校生徒と保護者の1,000人以上が拍手喝采👏👏👏

『PTA会長、最高〜』(用意したスピーチ原稿はムダになったw)

 

【結 論】

話は短いに限る!スピーチの上達法は「場数をこなす」のみ。「つかみ」はプロになってから。