👤「なにぃ!テナントが埋まらないだと?」
『すいません、当てにしていたユニ◯ロが商圏が被るとやらで難色を示しています💧
G◯なら出してもいいと、でも家賃は管理費等のほぼ実費のみだそうです」(>_<)
一昔前なら「アミューズメント」と言ってパチンコ店やゲーセンで埋めて家賃を稼いだんだが、今じゃ無理だし…。シネコン作るほど文化度の高い土地じゃない。困った時の「100円ショップ」と「ドラッグストアチェーン」か。面白みがないな💢 最近伸び盛りの「家具チェーン」も言うこと聞かないし、大型家電量販店はオワコンだ。
👤「フードコートにクレープとかつまらない地元のテナント入れるんじゃねえぞ!」
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すったもんだの末、ようやくショッピングモールがその全貌を現した。
自分の支援者を工事の端々に関わらせた首長さんもご満悦だろう。増床予定の土地も身内に買わせたらしい、なかなかの猛者だ。
✂️明日は本社から社長が来て「開店セレモニー」をする。当然ご当地の首長が参加して一緒にテープカットだ。これだけは副市長ではいけない、必ず首長だ。
「街が誘致した、街は歓迎している」これ以上の絵はない。
それと地域の商工会には「特別会員」として加入しておけよ。花火大会も寄付は断るな。地元の催しに駐車場も貸してやれ。『地域密着』だからな。但し、建物の中でやる時は金を取れよ。
地元選出の県議から差し込まれた「産廃業者と警備会社」とは揉め事を起こすなよ。
所轄警察には本部から丁重に挨拶をしてある。(カップラーメンを山ほど差し入れてある。彼らは金は受け取らないが、食べ物なら迷わず受け取るからな)
「開店時には警備員を配置して、事故防止に努める」と言えば警察も強くは指導できない。どうせしばらくは渋滞で車なんか動かない。渋滞こそが地域のニュースになるんだ。
敷地外の整備は俺たちの義務じゃない。車や人口が増えて喜ぶのはその地域だろ(隣町には申し訳ないが)。だから道路を拡幅したり、信号や右折レーンをつけたり、子供が増えて学校を増築するのに「税金」を使うのは当たり前。
☝️そして過疎化しているこの地域に店を出す我々に、補助金が出るのも当たり前!
我々は「救世主」なんだから。
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✅地元のメディアは大切にしておけよ。開店前のテレビCM・ラジオスポット・新聞広告・折込チラシ…。奴らには喉から手が出るほど美味しい案件だ。こんなのは他に「選挙」と「甲子園」の時しかない。大丈夫だ、ローカルメディアは特にスポンサーの悪評は報道しない。
🎤『巨大ショッピングモールと既存の商店街は、客層が違うから共存できる。
商店街の目指すところはナンバーワンよりオンリーワンのファン(固定客)作りである!』きっとまたいつもの「他人事の理論」がインタビューやコラムで紹介されるwww🙏🏻
👤さあ。いよいよ開店だ‼️ 後編に続く
⚠️この話はフィクションです。