👤信用不安を原因に主要取引業者の納品停止で、あえなく沈没した「スーパーやまと」。
「社長に心配かけちゃいけない!」と不穏な噂を私の耳にも入れなかった従業員たち。
でもどんな理由があれ、会社の破綻は社長の責任ですm(__)m
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【倒産社長の遺言(2/7) やまと従業員のみんなへ】
12月6日、急な事態になってしまい本当に申し訳なかった。
予想もしなかった業者の動きを事前に把握できず、全店を閉鎖せざるを得なくなった状況なのに、最後のお客様をトラブルなく送り出してくれた従業員全員を誇りに思うよ。
俺はみんなにとってどんな存在だったんだろうか。
厳しい、優しい、うるさい、ウザい、しつこい、セコい、チャラい…もういいか。
楽しいことも悔しいこともたくさんあったな。苦労はいっぱい掛けた、本当にゴメン。
他のスーパーに移っていく従業員がいた中、最後までやまとに残って一緒に戦ったみんなはまさに「戦友」だ。
その頑張りを見ていたから、メディアも好意的に報道してくれたし、会社が潰れた後もあんなに周りのみなさんが「やまとの従業員を救え!」と手を挙げてくれたんだな。再就職先でも立派に勤まるはずだから胸を張っていけよ。
せっかく採用してくれたスーパーをもう辞めたヤツがいるらしいじゃないか。少しは遠慮や辛抱も必要だぞ。次はその会社の方針に従うんだ、もう俺はみんなのボスじゃない。
でもみんなの携帯番号とメールアドレスは当時のまま保存してある、今は力になれないけど困ったらいつでも連絡してこいよ。
👤俺はもう合わす顔がないけど、家族の皆さんにもよろしく言ってくれよ、頼んだぞ。
(「こうして店は潰れた」より、原文まま)
続く。