【シャインマスカットに異変?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 みんな大好き高級ブドウ「シャインマスカット」私の地元でも栽培する農家がとても多い。

小さな粒のデラウェアやその他のブドウの収益が減っていた当時、救世主の様に現れた奇跡の品種である。
 
その粒は(皆さんご存じのように)はち切れんばかりにジューシーで甘みが高い、大粒で皮ごと食べられることから一気に人気を集め価格も上昇した。
 
そして知らないうちに海外にもその種苗は不正に持ち出され、(似て非なる?いや同じ?) 世界中に流通することとなり、日本の農家はこのことに心を傷めてた。
 
☝️さてそのシャインマスカット、少し前から花が開かず実が育たない「未開花症」が全国に広がっているというこの記事。山梨県を筆頭に、全国の栽培農家にとっては大きな痛手となる。

このままシャインマスカットは収穫できなくなるのか?また良い房ばかりを狙ったドロボーが暗躍するのか?このブドウで農業経営の息を吹き返した山梨の農家はとても多い。

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私は専門家ではないので原因は分からない。

✅しかし素人ながら感じるのは「これって何でも品種改良してきたツケじゃないのか?」ということ。美味しさや見た目、日持ちや流通のしやすさを追求した結果、自然の方から「ちょっともう勘弁してよ!」と警告が鳴らされたのではないだろうか?
 
野菜も肉も、本来海にいた魚も、遺伝子レベルからの改良が加えられ、人間の食生活にとって「都合よく」変化させてきたことも事実だろう。もちろんそこには切迫した需給バランスの問題も存在している。
 
かつて家業のスーパーで売っていた「まっすぐなキュウリ」「種なし果物」「霜降りの肉」は、「曲がった・種あり・赤身だけ」のそれよりもよく売れた。売れるものを仕入れるのは当然でもある。売り手に罪の意識は無い。
 
シャインマスカットは元に戻るのか?ダメならまた別のブドウを生み出していくのか?

人間のために…。
(大きなテーマでごめんなさいm(__)m)