【スーパーの「お母さんの絵」コンテスト】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



『母の日』には思い出がある。


スーパーでよく見る「お母さんの絵コンテスト」、父の日にはお父さんの絵を、敬老の日にはおじいちゃん・おばちゃんの絵をちびっ子や小学生低学年の児童にお願いして書いてもらう。

画用紙と参加賞のクレヨンやスケッチブックを持参して、幼稚園や保育園・小学校の先生にお願いに行くと、特段問題もなく「もうそんな時期ですね!」と歓迎してくれた。

☝️普段もリサイクルや環境のことでお世話になっている関係がことをうまく運ぶものだ。

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👤まあ両親や父母の絵をエサに、来店を促す販促イベントを私は否定しない。

おばちゃんなんか、孫が描いた自分の絵を見れは、目は真っ赤💧財布の紐なんか一気に緩む。

これを「地域密着」とか「家庭の大切さ」のためにやってるスーパーはどこもない。

(私は言葉にしたけど🙏🏻)

普段は疎遠になりがちな、親子や祖父母との関係を見直すきっかけになればそれも良し。

売り場で写メを撮って遠くのおばちゃんに送る親の姿は、へそ曲がりの私でも(この場を提供した身として)素直に嬉しい。

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👤ある年から私はこのイベントを辞めた。

・競合店が幼稚園を回り
「今年はうちの店に絵を描いてください」
「参加賞も弾みます(内緒で)」


→既に趣旨が変わってしまってる(@_@)

☎️馴染みの幼稚園から私に、その旨相談があった。

「次はどこのお店?」などと聞いてくる子供も出てきたと💦

👤「構いませんよ、気にしないで大丈夫!これまでありがとうございましたm(_ _)m」
可愛い子や孫の絵を見るなら、どこのスーパーでも構わないだろう。もう役目はお終い(^^)

☝️聞いた所、今ではスーパーからの「絵の依頼」に対して、


① 頼まれたら受ける(参加選択は子供の自由)
②一切受けない(複数のスーパーの依頼で児童・園児の手が回らないため)、


の2つに分かれているらしい。

✅私なんか色々言えた立場じゃありませんが、もう子供を使って親を引き込む販促は終わりにしませんか?やるなら本当に子供たちが望むものだけにして🙏🏻

マネキン販売で、ウインナーを子供に食べさせて、「美味しいでしょ?ねっ?お母さん呼んできなさい」みたいなの嫌いじゃないけど(^^;

✅母の日のスーパーマーケット、特売品は「天ぷら」を始めとするお惣菜が並ぶ。

「普段ご飯を作ってくれるお母さんの手間を少しでも省いてあげる」という筋立てである。

おそらく料理をすることもない男性の発案w。

私がまたスーパーの社長になったら、チラシのタイトルは『365日、母の日❤️』一択‼️