【ちびっ子野球のスターはどこに…?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



今年は野球が熱い⚾️

私は山梨県の韮崎市という田舎町で生まれ育った。

幼稚園から高校まで公立で、全部自宅から徒歩圏内。友達は全て地元の子供たち。

⚽️母校の『韮崎高校』は高校サッカーの名門校で、(その当時)全国大会最多出場校。「4年連続全國ベスト4(優勝はできない💦)」の記録も持っていて、かの中田英寿も卒業生だ。

正月明けの選手権の応援では、全校生徒だけでなく、駅前から市民を乗せた「国立競技場行きの無料バス」がバンバン発車していく。私の店からはみかんやお菓子をバスに投げ込み「これ食って〜!」と差し入れる (笑)

👥私の父も叔父も韮崎高校サッカー部選手で2人とも全国優勝メンバー。そんなご縁からまだ「甲府クラブ」と呼ばれていたチームの「株主」になった。それが今回天皇杯で優勝した『ヴァンフォーレ甲府』となる。

韮崎高校のサッカーチームはすべて地元出身の子供たちだった。親も地元、先生も地元、選手の応援もすべて下の名前を「呼び捨て」だ(^^; そんな田舎の子供たちが、全国の強豪校と必死に戦う姿を見て、地域は沸きに沸いたo(^▽^)o

☝️現在の高校スポーツは、野球やサッカーに限らず私立高の躍進が目立つ。全国から優秀選手を集め、全国大会でアピールして入学希望者を増やす。当然選手は各地(各国)から集まるのでローカル色はほぼ無い。ゆえに「県代表」の応援にも今ひとつ身が入らない(^^;。(私が思うだけかも)

私立校の経営方針なので、部外者が口を挟む権利はない。スポーツ強豪校・進学実績・就職実績・海外との交流など、「強み」を前面に出すことはマーケティングの鉄則でもある。

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👤私が県の教育委員長だった時、国体の選手団の団長として開催地へ行くことがあった。天皇陛下に謁見(えっけん)するパーティなんかもあった。

「開会式の後は自分の好きな種目を見ていい」とのことで、ちびっ子野球のエースだった私は迷わず「野球」を選択した。野球競技は直近の甲子園大会の「ベスト8」だけを集めた形式で、当該高校の生徒も含めて観客も少なかった。

✅そこで私が見たものは…👀

スピードガンを片手に真剣にメモを取る、プロ野球のスカウトたちの存在だった。

👤私は不謹慎ながら「国体じゃなくてプロの見本市みたいじゃん💦」と感じたことを覚えている。そして観客席裏の喫煙所には有力選手の親たちが集まり、なにやら会話(情報交換)をしている。

「◯◯君はどこかプロから誘いが来ましたか?」

『まだ◯◯のスカウトが一人来ただけです。オタクの◯◯君は来てるでしょう?』

「まあ、3球団ほど(^^; まだ増えると期待してます」

別の母親『うちの子ももっとアピールしなきゃ、パパ』

私「隣りでやってるバレーボールを見に行こう🏃🏻…💦 → 一緒だ_| ̄|○」

まあこうしたルートもなければ、未来のスター選手を発掘できないことも事実だろう。

👤昭和生まれの古い考えだとは思いつつ、公立校と私立校の(スポーツ)格差には、少しだけ疑問を持っているあまのじゃくの私ですm(_ _)m