【携帯ショップの憂鬱…】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



私がよく行く「100円ショップ」の入口には、いつも「携帯ショップ」の特設テントがあり、そこで来店したお客さんに契約を勧める光景を見かける。行くたびにテントがあるので、もはや常設なのだろう。

📱スマホ代金は少し前から格段に安くなった。前は2台持ちで1.5万円くらいの電話代だった私も、今では「3ギガ990円」、不足分は「ギガ活」ので補填すれば事足りてしまう。

田舎のおっさんまでそんな状況だから、電話通信会社は大変だろう💦今まで「儲け過ぎ」とか「横並び料金」などと言われたが、実際設備投資やメンテナンスにもお金は掛かる💦

まあ通信会社は国策企業とも言えるインフラなので、ある程度の体力はあるだろうが、それを末端で取り扱う「代理店」の厳しさは、さほど業界に詳しくない自分にも分かる。

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一時は田舎でも「携帯ショップ」が乱立し、ショッピングモールにも4大キャリアが揃い踏み、ウチのスーパーにも複数がテナントで入っていた。

👤「携帯電話の代理店て、そんなに儲かるの?」と聞いたら「ハッキリ言って儲かります!」と答えるほどだ。「契約した顧客からずっと通信料の一部が入る」とも。個人の代理店だった彼は良い車に乗ったっけ (笑) 今は居所さえ分からない。

携帯ショップの特設テントに呼び込まれるのはほとんど『高齢者』である。「何かお困りのことはありませんか?」「料金を下げるお手伝いをしますよ!」との呼びかけに、次々と椅子は埋まっていく。

✅その様は私がスーパーを経営していた時に、買い物帰りの高齢者を近くのテントに連れて行き、羽毛布団や健康器具を売りつける業者と重なった。なんとも言えない気分が蘇る💦

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📱親会社と代理店の関係など知る由もないが、きっと料金の値下げ以降、ノルマや成約奨励金・販促補助金などが著しく変化しことは誰の目にも分かる。おそらく代理店と呼ばれる業態は急速に縮小していくだろう。

川上から川下まで問題山積の電話通信業界、キャリアが抜け穴を探しても、すぐさま国が行政指導に乗り出す。「転売ヤー」も必要悪かの代理店のせめぎ合い。

知り合いも沢山いるのに、この道はどこへ向かっているのだろう…?

※ 5年目のiPhone、バッテリーがもたなくてそろそろ買い替えたいけど、機種代がここまで高くなると手が出ない💦