【議会答弁の裏側…】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



国会でも地方議会でも、議員と執行部のやり取りは全て「原稿」を読み合う。私は前から「これなら誰でも議員になれるな…」と思っていた。皆さんも感じたことはないだろうか?

作文の読み合わせを見せられるより『丁々発止』の真剣なやり取りで、議員の資質を見極めたい。素朴な疑問である。

👤私は任期4年の最終年度に、教育委員長として県議会で県議からの質問に答弁していた『中の人』そこで感じたことをひとつ。

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✅皆さんがよく目にする「都道府県議会」のやり取り、あれは『ピアノの発表会』みたいなもので(失礼🙏🏻)、その内容はどちらも議会事務局で内容は調整され、質問も答弁も事前に全員に配られている。だから聞かずに寝る議員が出るのも必然。

文字のフォントは大きく、漢字にもふりがなが振られている(振って差し上げている)。一問一答方式で「ライブ感」を演出しようとしてもムダである。論破などできない。「発表会」なのだから。

ましてや意表を突いて、原稿に書いてないことを質問などしたら猛烈に反撃される。

🎤「その質問につきましては、事前に聞いておりません!」のいつものセリフが飛び出す。

弁の立つ議員なら、原稿無しの丁々発止も有りだろうが、やり取りはすべて議事録に残ってしまう。そして時間がいくらあっても議会は終わらない。

📝『知事部局、県議の追及に答えられず。持ち帰って返答すると答弁→こんな議事録は作れない(^^;

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✅大丈夫!こんなヤラセばかりではない(^_−)−☆

議員はそれぞれ「小委員会」なるものに所属し、様々な施策について、激しく執行部を問い正すことが出来る。

こちらは本当に面白い!ほとんどケンカ腰だったり、激しく個人を問い詰める。言葉遣いも方言丸出しだ(笑)。ここにも「傍聴席」はあるが新聞社しか来ない、県議会議事堂と違って「映え」ないからだ。

私は幸運にも、執行部側から県議の座る方を特等席(アリーナ最前列)で見てきた👀

議会中寝ていて💤取材から逃げ回る議員、「LG◯Tは薬で治らんのか!」とホザいた県議(いずれも全国ニュース 笑)もバッジをつけて目の前にいた。

💢女性議員が質問中に「おいねえちゃん、それくらいにしないと◇◇するぞ!」と重鎮議員が恫喝する姿を県民に見せたいと思ったが、カメラはいつも議員の背中しか映さない。

その経験から、私は政治家に一切期待せず、自分の生活は自分で守ろうと決めた🔥

な〜んて、気の利いたこと言ったつもりでドヤってる私も、リングの外からヤジを飛ばしてるだけの雑魚でございますm(_ _)m