【私がライバル店に嫌われる理由】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々


私は人の嫌がることはしない。但し、商売上のライバルとなれば話は別だ。

私が経営していたスーパー店舗の多くに県内最大手企業の店が競合していた。

この大手スーパーはどうもウチの店(私)のことが気に入らないらしい。「一緒になって山梨を牛耳ろう!」という買収の誘いに対し「もう少し待ってください、ウチがオタクを買いに行きますから!」と年商10倍、年は70才超えの会長に向かって30代の私が啖呵を切ってからのことだ。

それまで売上げが落ちる毎週火曜日に「98円均一セール」をやっていたウチに対し、そのライバル大手は「95円祭り」を被せてきた💢


そうなればこちらは「90円の市」で反撃する。戦いも終わりか?と思った頃、敵は「88円火の市」ときた。火曜日だから🔥(笑)

「社長もうやめましょう、キリがありません」社員の気持ちは分かる。しかし男には引けない時もあるのだよ。直ちに翌週からウチのチラシはタイトルを替えて反撃開始した。「87円炎の市」だ❗️(火を2つ重ねて1円下げただけ) もはや子供のケンカ (笑)

ほどなく戦いは終わった…。
ライバル店は白旗を上げ、翌週から水曜日に曜日を替え「88円水の市」を開始したのだった。俺は勝ったo(^▽^)o

「やられたらやり返す、やり返したらやり返される!」よくあるチキンレース。その後ライバルの最大手スーパーは、ウチの無風だった収益店舗のそばにバンバン出店攻勢をかけて、弊社を倒産に追い込むのだった…。

「踏まれた方は忘れない!」
若かった私は大手のプライド(嫉妬?)がこれほど強いとは思わなかった。

皆さんもご注意を(^^;