【講演会での質問 〜 痛っ!(><)】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



経済団体(商工会議所・法人会・中央会などの青年部)で講演を頼まれると、先に紹介した【私の会社が潰れた5つの理由】を紹介して「皆さんは気をつけてね!」とエラそうに説明する🎤

『倒産社長本人が目の前にいる+その割にはこのオヤジ元気じゃん!』との珍しさもあって、講演会も盛り上がって終了する。

話した後はだいたい「質疑応答」の時間が用意されているが、私がマシンガントークで話し切った後質問などしたら、返って怒られるんじゃないか?💦との印象か、質疑もないまま終わることも多い。よしよし👍

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✔︎さっ、なんか食って帰ろっと!

そんな時後ろに座っていた若手の経営者が「ひとつ質問いいですか?」と手を挙げた。

🖐️「小林さん、あれもやった、これもやったのに最後は潰れたってのは分かりました。やるにしても程度があるってのも分かりました」

👤 ふむふむ…。

🖐️「もし時間を戻せるとしたら、どこに戻って会社の倒産を防ぎたいですか?」

なかなか手厳しい質問である💦
要するに『アンタはこれまで倒産を防ぐことをしなかったのか?』という意味である。

✅確かにそうだよな(^^; 軌道修正することなく次の手(居抜き店舗へのスーパー出店)を打ち続けて、どれか一つくらいは当たるだろうと期待する。出過ぎた社会貢献もきっと回り回って売上げに結びつくはず!と待つ間に、不採算の事業の後始末(撤退)が遅れた。

体力もないまま一気に赤字店舗を閉めれば、そりゃ手元のキャッシュは無くなり、取引先が騒ぐのは当然💧

私はそのこと(天狗になって調子づいていた)を正直に白状した後こう答えた。

👤「私は何かを実行するたび、一切迷うことなく即決してきた。少しでも迷ったなら後悔もしただろうが、成功するイメージしかない私は後悔や反省が無い。人の助言も聞く耳を持たない。これは経営者として『致命的な』欠陥である。

✅だから時間を戻して、どこの時点に返ったとしても、いずれは会社を潰す『自滅型経営者』だっんだよ(^^;

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🤞若い経営者の皆さんには、私のようなその場しのぎの『丁半博打』の経営ではなく、もっと長いスパンで時間軸を考えた経営をして頂きたいと思う次第です。

✔︎今やらなきゃいつやるんだ!
→これを今やるのはいいけど、5年後はどうなる?

✔︎気に入らねえ💢やり返してやる‼️
→やり返された相手も黙ってないよな…。

✔︎早い者勝ちだぜ!先行者利益ゲット❗️
→そのあと大手が一気に持っていっちゃうかも?しばらく様子を見てからでも大丈夫だな。

🤞こんな感じ。
それでもやるなら自己責任。『腹をくくる』なんて言葉は何回も使っちゃいけません。

経験者語る(^_−)−☆