【一流ホテルマンの流儀って、そこ?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



🎤私は人前で話す機会も多いが、落語でいう「二人会」ならぬ複数の講師の中の一人の場合がある。そんな時はもっぱら「前座」の扱いになる。

ある日の講演会、観光業者向けの「おもてなし」が共通テーマだった。もちろん私が前座で、トリは元超一流ホテルマン(社長)だった。

私は負けず嫌いなので、対バンの登壇者が誰であれ、自分の考える「おもてなし」を語り勝負を挑む。

✔︎家庭の生ゴミを集めて肥料にして野菜を作ったり

✔︎高齢者向けに移動販売車を走らせる。

✔︎レジ袋有料化はレジで一円玉を配って無料にしちゃうし

✔︎スーパーが潰れて困ってる地域には居抜きで出店する

言ってみれば、これら全てがお客様(地域)への「おもてなし」である。

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🥇さて、メイン講師の元一流ホテルマンの登場だ!

🎤「この演台にペットボトルの水が置いてある。私なら講師が水をこぼさない様に、軽くキャップを外しておくし、あらかじめ冷水か常温かを聞いて準備しておく。冷水なら水滴が付かない様にナプキンで包む。これこそが講師に対する一流のおもてなしです!」

「ウンウン、さすが!」と頷く参加者たち👏🏻👏🏻

私はその一流の人の言葉にカチン⚡️ときた。

✅「それってアンタに対するおもてなしが足りない!」ってことだろ?さすが一流だ。

自分なら主催者に気遣いさせない様に「水やおしぼりは不要」と言ってるし、控え室も資料も無い。お客さんである主催者や参加者が講師をもてなしてどうするよ!

一泊10万円するホテルなら、一流のおもてなしを顧客に提供するのも結構だが、ペットボトルを運んで顔を潰された、会場のホテルマンの立場はどうなるのさ?

育ちは良いがへそ曲がりの私は「ホテルと客、一流同士でおもてなしゴッコやってろ!」と思ってしまう訳ですm(_ _)m (失礼)

🚄その講師はグリーン車に乗って、お土産まで貰って帰って行きました。一流の主催者の「おもてなし」で。

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その後、ウチのスーパーの取り組みを「中小企業診断士試験」の問題に取り上げてくれた大学教授にお会いした時、そのことを伝えたら…。

『あのホテルは一泊10万、スーパーやまとのおもてなしは全部無料!その時点で◯◯◯(ホテル名)を超えてますよ ハハハッ(大爆笑)』

🥉私はこれからも超一流の「三流」を目指します!
(一生そこに泊まれなくてもいいやo(^▽^)o)