苦手だった岩々たちが。。。!
■日時:2022年6月28日(火)
■山名:天狗岳 2,646m(八ヶ岳)
■天気:くもりのち晴れ
■ルート:西尾根経由のぐるり
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金峰山での岩場がわりと軽快に歩けたことに自信をつけたワタシ。
これはあの苦手だった天狗も、今なら楽に行けるんじゃない?ということで、夏山前に腕試し!
今回も唐沢鉱泉から登って行くのですが、今まではテン泊で訪れていた天狗岳。
今回は西尾根で山頂に行き、黒百合ヒュッテ経由で下山する日帰り山行で行ってきました。
唐沢鉱泉の駐車場は全体的に傾斜がキツイので、近くの道の駅にて車中泊し、翌朝45分ほどかけてやってきたのです。
【唐沢鉱泉Ⓟ&トイレmemo】
○駐車場は無料
※先客は12~13台ほど
○男性用×1
○共用×1(バイオ、トレペあり)
○手洗い水あり
※内側からの鍵が開けずらかった!(なかなか開かずに閉じ込められかけてた人がいた)
am6:15 @1,880m
登りは西尾根を行くので、まずはこのしゃくなげ橋というところを渡って、本日のお山のスタートであります。
登りはじめは、苔生す樹林帯を。
5分程進むと、九十九折のトレイルへと変わっていきました。
苔たちのお出迎え。
結局いまだに詳しくはないけれど、いろんな種類がいるのが可愛い。
そういえばこの人、苔となるとめちゃくちゃ写真撮りまくるんだった!
今日は行動時間がそれなりに長いんだから、そろそろ行きますよー。
am7:12 @2,160m
ここで尾根に出たようで、分岐が現れました。
西天狗方面へと向かいます。
このあたりから岩が増えてちょっと歩きづらくなってきました。
そして分岐から45分ほどで、開けたところに出ました!
南八方面も見えております。
そこから一旦樹林帯に入りまして、
am8:07 @2,416m
第一展望台に出ました!
展望台というだけあって、ここも展望がよくって南アルプスや南八ヶ岳がよく見えておりました。
先ほどとは角度がちょっと変わっているので、ここからだと根石山荘が見えるんですよね。
あのへんも歩くと気持ちよさそう~。
ふたたび樹林帯へ。
明るくなってきたその先は、
第二展望台でした!
第一のところからは30分ちょっとかかっております。
そしてまたも樹林帯へ。。。
木々の隙間からは、先を歩く人がちいさく見えました。
なんだか岩ゴロっぽくてずいぶん高いところを歩いておりますな。
ひと下りしまして、
ここでようやく樹林帯が終わり。
いや~、思ってた以上にアップダウンが多かったなぁ。
さて、ここからは岩稜帯登りのはじまりであります。
大きい岩がゴロゴロしているという前情報どおり、サイズがでっかい。
ここをひたすらに登っていくのですが。。。意外とコワくない!
ただ残念なのが、お天気もイマイチよろしくないので、こんな風にガスったり視界が開けたりの繰り返しでした。
マーキングをよく見ながら岩場をガシガシと登っていく。。。
登れども登れども、先はまだ見えず。。。
爆裂火口と根石山荘▼
蓼科やら車山方面やらが見えております。
お、奥に見えるのは北アルプスじゃないかしら。
am9:25 @2,646m
そして西天狗岳到着です!
コースタイム的にはけっこう時間がかかっておりますが、気持ち的にはここまでけっこう楽に来られました。
さて、このあとはどうでしょうね。
あの苦手だったあの場所もあの場所もまだまだ控えておりますからな。
10分ちょっと休憩したら、東天狗へと向かいましょう。
南八方面▼
am9:57 @2,640m
東天狗岳も登頂です!
東天狗から見た西天狗▼
優し気な佇まいが良き。
思ったよりこのへんは風があったので、早々に退散します。
このあとは黒百合ヒュッテへと向かいます。
20分ほどで分岐にやってきました。
展望が良いのはすりばち池経由でしょうが、ちょっとこちらはまだ。。。ねぇ。
中山峠経由で参ります!
眼下には黒百合ヒュッテが見えております。
まだ標高差あるなぁ。
このへんの岩々、予想より軽快に進めました!
あのときはなぜあんなに難儀していたのかと自分でも思うほどでしたが、やっぱり慣れるもんですね。
とはいえ、スピードはめっちゃ遅いけどね。
岩場が終わったと思ったら、木道が出てきて、
またも樹林を飛び出した!
振り返り天狗▼
形が可愛いよね。
このあとも岩場と木道を何度か繰り返しながら、
am11:04
中山峠までやってきました!
中山峠の直前の岩場で手こずるかと思ったけど、ゆっくり行けば全然大丈夫だった!
あとは木道を進みまして、
am11:09 @2,400m
黒百合ヒュッテ到着。
改装中とのことで、テン場の一角になにやら作っているところでした。
写真がないのですが、ヒュッテ前のベンチでお昼を食べまして。
ビーフシチューやらなんやら食べている人たちを横目に、我々は冷凍チャーハンか冷凍カレーピラフだったような記憶。
【黒百合ヒュッテトイレmemo】
○男女別
○洋式(バイオ)
○トレペあり
○洗面台(鏡付)あり
○200円
pm12:21 @2,400m
それではそろそろ下山しましょう。
最後の難関は、無事スムーズに行けるのでしょうか。
いやー、やっぱりここが一番歩きづらかったです。
岩々を渡り歩くのはわりと軽快だったのですが、なんせその岩が滑るもんだから慎重にならざるを得ない。
途中からストック1本使うことにして、ようやく下りやすくなりました。
最近はダブルよりもシングルのほうが、バランスがとりやすい気がする。
pm1:14
渋の湯との分岐にやってきました。
この分岐⇔登山口間がいつも時間がかかるけど、今日はどうだろうか。
順調に進んでるつもりなのに、なかなか時間がかかっております。
そういえば以前来たときは木の橋だったところが、こんな立派になっていました。
こういうの歩きやすくてうれしい!
やっとこさ下りてきました!
あー、長かった!
pm2:15 @1,880m
唐沢鉱泉の源泉があるところまでやってきました。
いつ見てもここはキレイだわ。
このあとは唐沢鉱泉でお風呂に入って帰ろう~と言いながら歩いていたのですが、あれ?なんかブヨがやたらと多くない?
登山口のあたりから数匹のブヨがまとわりついてきてるなと思っていたのですが、駐車場に近づくにつれてどんどん数が増えてきた!
するとさっき追い抜いていったお姉さんが向こうから走ってきて、
「駐車場にはもっといる!」
と恐ろしい発言をしながら去っていきました。
お姉さんの言う通り、駐車場には遠目から見てもたかってるのがわかるほどのものすごい数。。。
意を決して車に乗り込み、急いで出発する我々。
車の中にも入りこんでいたのでちょっとパニックになりかけましたが、すこし進んだ先のところでなんとか車内のアブは追い出し、事なきを得たのでありました。
とはいえワタシは3か所くらい刺されてしまったのですけどね。
いやー、今年(2022)の夏山はアブめちゃ多くなかったですか?
この日が一番ひどかったけれど、このあと行った山行でもアブに襲われることがあって、ちょっとトラウマになりそうでした。
【ワタシのコースタイム】
○8h(休約1h30含)
【下山後温泉】
尾白の湯 830円
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金峰山で感じたワタシの自信はあながちまちがってはいなかったようで、今回の天狗は予想以上に楽に歩くことができました(岩場がね)。
さすがに10年も続けてきただけあって、体幹が徐々に鍛えられたのかなと思ったり。
あとは今までバランスがうまく取れなくて岩稜帯でもダブルストックで使っていたのが、よけいにコワくなる原因だったのかもなと思ったり。
前回の天狗では岩場がコワくて喧嘩して険悪ムード全開になっていたのにね。
気持ちに余裕ができると、こんなに楽しく行けるのかと改めて思った次第であります。
あとは、下山後の唐沢鉱泉入りたかったなー。
けっこう楽しみにしていただけに残念でしたが、「アブまじコワかった」というのが印象深いお山となりました。
それともうひとつ。
長いようで短かったワタシの療養期間がようやく今日で終わりとなります。
ここ数日のブログはすべて予約投稿していたので、書いてる日とアップされる日はズレているのですが、書き上げた記事はここまで。
本当ならば2022年すべて書いてしまいたいくらいでしたが、なかなかそうはいかなかったようです。
ということで、この先はまた不定期になりますが、ボチボチ更新していきまずので、また見に来てくださいませ~。
<完>































































