初参戦!
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これまで何度かニゴウに誘われてきたOMM。
ちなみにOMMとはなんぞやというと、ポイントのついたところを地図を読んで探しだして、合計点数を競うというレースであります。
事前に知らされているのはイベントセンターの場所と駐車場、そして各自のウェーブスタートの時間のみ。
スタート地点もポイントのあるコントロールの場所も、その日のキャンプ場も当日にならないとわからないというルールになっているようです。
そんなものに鈍足なワタシが出られるわけがないし、いつも事前に工程をきっちり組んでおきたいワタシとしてはどこに行くのかわからないなんて不安だし、第一地図読み苦手だし。。。と今まで断ってきたのですが、ついに参戦してしまいました!
もちろん制限時間の一番短い、スコアのミディアムですけどね。
何年もかけていろんなギアをちょこちょこ軽量化してきまして、この年はついに靴をトレランシューズに。
そして一番のネックだったテン泊ザックもUL化しちゃいましたからね。
というか、たしかULのテン泊ザックを買ってもよければOMM出るよ!という話をしたような(笑)
軽量化しても鈍足自体は相変わらずですが、やっぱり軽いのは疲労感が全然ちがうんですよね。
とくに足元が軽いのって、こんなに楽なんだ!と衝撃を受けたくらいでした。
そのほかに参戦を決めた理由としては、地理的にわりと慣れている山域だったってことも大きかったかな。
それでいうと以前の霧ヶ峰のときもちょっと迷ったという過去の話があったり。
でも寒さと、ギアを軽量化する前だったというのもあって、結局エントリーはせず。
今回の本栖湖の周辺のお山は、何度も行ってるところだというのはけっこう安心感でした。
富士山を目印に出来る(晴れてればだけど)っていうのもわかりやすいんじゃないかなと思ったし。
それでも、OMMってなんかもうとんでもないところを藪漕ぎして進んでいくんでしょ?!っていうイメージがあって、道迷いになるという妄想が。。。
そうならないためにも、そして楽しめるためにも、大会数ヶ月前からは地図読みの勉強を意識しつつお山に行っていた我が家だったのでした。
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そんなわけでレース当日。
イベントセンターと呼ばれる今回の受付場所は、上九一色中学校。
第一駐車場がその校庭だったのですが、スタートの遅い(ウェーブスタートなので)我が家の時間ではすでに満車でした。
ということで、第二駐車場の精進小学校校庭へ。
まだ10~20台くらいの埋まり具合でかなり余裕がありました。
精進小学校から上九一色中学校へは、無料のシャトルバスで移動します。
移動時間は5分ちょっとだったかな。
バス待ちの図▼
そういえばバスが出発したあとで、ニゴウが忘れ物に気づいて大慌て。(スマホだったような?)
乗って来たバスにニゴウだけそのまま乗ってもどっていったので、ワタシは上九一色中学校の校庭で待ちぼうけ。
すると、なんと田中陽希さんが小走りで通り過ぎていくのをお見掛けしました!
エントリーしているのは知っていたけれど、スタート時間が全然ちがうのでお目にかかることもないだろうな~と思っていたのに、お見掛けできてちょっぴりテンションアップでした♪
結局見かけたのはこの一度きりでしたけどね。
ニゴウとも無事合流して、受付も完了!
スタート地点はまた別のところになるので、こんな風に張り紙されていました。
本栖湖キャンプ場のとなりっぽいけど、ここはなにがあるところだろうか。
時間がまだあるし、外にいるには寒すぎなので、良い時間になるまで体育館の中で待機です。
灯油ストーブがんがんに点けてあって暖かかった~。
用意されていたテーブルには今回の山域の地図が置かれていて、どのへんになると思う?とはじまる前のワクワク予想会議をしたり。
そうそう!体育館内ではお店がいくつか出店していて、そこでOMMのてぬぐいを買い損ねたのが悔やまれるところ!
1,500円(1,800円だったかも?)は高いな~と思ってやめたのだけど、あれを玄関に飾る用に買えば良かった!
そのときしか買えないものって、余計に悔しいのですよね。
さて、良い時間になりましたので、そろそろスタート地点に移動しましょう。
右手に見えますのが本栖湖でございます~。
スタートは本栖湖スポーツセンターというところだったのですが、ポイントポイントにスタッフの方がいたので、迷うことなく到着。
だけどけっこう遠くて、たしか30分くらいかかったような。
スタート前になかなか歩くね~なんて言っていた記憶。
スタート前にふたりでパチリ。
こういう大会にふたりで出るのってはじめてなので、なんだか楽しい~とふたりでニコニコしているの図▼
スタートの時間になりました。
順番に並んで、スタートの1分前になったらようやく地図をもらい、そして1日目がスタート!
ポイントを見つけたら、このSIチップという棒をコントロールに挿すのだそうですよ。(受付時にもらって、各チームでひとつ)
地図を見ながら、どうやって進んで行くのか相談しつつ歩いて行きます。(えぇ走りませんとも)
進入禁止エリアというものがあるので、それを踏まえて回るルートを考えるのですが、最初はそれに気付かず侵入しそうになったり。
そういえば、件の陽希さんを追ってNHKのクルーが入ります。というのを事前に聞いていたのですが、さっそく我が家も遭遇しました。
ニゴウは「映っちゃうかもよ♪」と言っておりましたが、結局はそれはまったく映らずというね(笑)
やいのやいの言いながら、初のコントロールをようやく発見した我が家。
こんなかんじでポイントゲットしたのであります。
ひとつ目に思ったよりも時間がかかりましたが、無事獲得。
食べながら歩けるようにとお昼はおにぎりをいくつか持ってきたので、さっそくひとつほおばりながら行きます。
次のコントロールに向かう途中でキャンプ場を通り抜けて行ったのですが、ここの雰囲気がとても良かった!
紅葉の染まり具合と木漏れ日がすごく気持ち良くって、いつか秋に来たいなと思うキャンプ場でした。
たぶん浩庵テント村だったと思うのですが、本栖湖いこいの森キャンプ場だったかも。。。
ここまでも記憶がおぼろげだったのですが、ここからさらに曖昧なので簡単に。
たしか中ノ倉山というところを登っているところ。
(実際にはもらった地図には山の名前は書いてないので、あとで調べて分かっただけで、そのときは全くわからず歩いているのです)
このあたりの紅葉がまたキレイでね~。
写真を撮りまくってたら、ニゴウに「一応レースなんだから、のんびりしてないでそろそろ行くよ」と言われてしまうワタシ。
あ、ハイそうでしたね。
谷底にあったコントロール▼
めっちゃ急な斜面を下ったり登ったり。
稜線に出れば南アがちらり♪
富士山も見えてきたぞっと。
中ノ倉峠にて▼
中ノ倉登山口というところに下りてきて、あとは車道を歩いて行きます。
登山口のところにあったトイレに寄ったら、OMMの参加者と観光客でごった返ししていてビックリでしたが。
ちなみにこのすぐ右手には、かの聖地にもなっている浩庵キャンプ場があって、そちらも大賑わいのようすでした。
ちょっと時間に余裕があったので、「このコントロール取りに行く?」なんて話をしていたけれど、結局山には入らずひたすら車道歩き。
本栖湖をぐるりと回ってきて、湖畔にあるコントロールをゲットしていきます。
そして最後にゴール直前にあるコントロールを取ってと。
残り時間が30分以上あったけれど、1日目はここまで!
ゴールは、スタートとおなじ本栖湖スポーツセンターであります。(位置はちょっとちがうけど)
そして本日の幕営地はそこに隣接する「本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD」というところ。
わりと早めに着いた我が家は、好きなところを選び放題。
このあと続々とゴールする人たちがいて、ゴール地点から近いところは混みあうだろうと予想して、ちょっと離れた奥の方に張りました。
これはまだまだ空いているとき▼
途中にあったお店でビールをゲットしたので、さっそくおつかれさま会をしましょう。
今回はすべての食材を軽量化!ということで、つまみも乾きもので。
食べる削り節と、レバー、あとはTANPACTのチーズでございます。
このレバーのつまみ、臓物系好きにはなかなか良い!
軽いし栄養価高いし、なによりレバーの味が濃厚♪
でももう売ってるの見かけないんですよね~。
やっぱりレバー嫌いな人も多ので、人気が出なかったんでしょうね。
そして17時すぎには夜ごはん。
見栄えが悪いですが、アルファ米に牛とじ丼をかけたもの。
あとはなにかのスープ。(なんだかは忘れてしまった)
そのあとは、ゴール付近の賑わいを見に行ったり。
焚き火が暖かかった~。
FINISHとニゴウ▼
予想していた通り、ゴール付近はテント村が出来ておりました。
この時点で18時半ごろですが、まだゴールしてくるチームもいたりして。
ゆるゆると出場している我が家とは雲泥の差ですよ。
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2日目。
1日目のタイムやポイントによって決まるようですが、本日もウェーブスタートなので、我が家の出発は遅め。
それでも5時ごろには起床して、朝ごはんをいただきます。
スモールツイストのミネストローネを半分こしたものと、くるみパンを2つずつ。
朝はトイレ行列が出来ておりましたが、これは男子のみ。
参加者のほとんどが男子ですもんね。
女子は女子専用があるので、ほぼ待ち時間なしで使うことができました。
こちらは水場▼
上のトイレはこの日のために用意された簡易トイレですが、ここ以外にもゴール付近にトイレあり。
水場もたしか他のところにあったような記憶でした。
さて、そろそろスタート地点に向かいましょう。
1日目とはちがって、キャンプ場のすぐ脇からスタートするので近いもんですよ。
スタートを待つところ▼
2日目は、主に樹海にコントロールがある平行移動でした。
樹海ってはじめて入ったけど、気をつけないとホントに方向がわからなくなりそうね。
木々に囲まれて高低差もないし、これで天気悪かったらと思うと慎重にならざるを得ません。
富士山とすすき。
樹海をウロウロして、結局コントロールを見つけられずに地図にないところから這い出てくるところ▼
2日目はSIチップをニゴウにバトンタッチ。
すでにいくつかコントロールを見つけたあとですが、ゲットするところを残しておきましょうかね。
モザイクしてても、ドヤっぷりがわかる~(笑)
2日目もゆるゆるとコントロールを探して、そろそろゴール地点です。
このフラッグ持って帰りたいわ~。
2日目もゴール直前のコントロールを取ってから、FINISH!
ゴールは受付場所にもなっていた、上九一色中学校でした。
最後にふたりでパチリとして♪
そうそう、ゴール後に抜き打ちで持ち物チェックがありました。
我が家は声を掛けられませんでしたが、近くにいたチームがチェックされておりました。
あれで必須携行品が足りない!ってなって失格になったら悲しいなぁ。
シャトルバスに乗って駐車場に帰ってきましたよ。
帰りはミルクランドでSCT!(ひさしぶりに使った♪)
そしてスコアはこんなかんじ。
お見せするのも恥ずかしいくらいのレベルですが、こんな我が家(ワタシだけ?)でも楽しめるということで載せておきます。
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そんなわけで初参戦した我が家のOMM。
あえて気象条件の厳しい時期に行われるということもあって、就寝時の装備に悩んだりしたんですよね。
寒くないようにしたいけど、軽量化もしないと。。。というね。
一応氷点下になる予想で選んだ装備でしたが、結局は3~5℃くらいだったのかな。
あまり寒くもなく、かつ2日間とも天気が良くて、全然過酷さからはほど遠い秋の行楽日和な気候となりました。
大会運営側からすると、過酷な気候のほうがOMM日和♡となるようですけどね。
我が家にとっては今回のお天気はうれしい誤算でした。
せっかく出場したのでいろいろとまとめておきたかったのですが、なぜかそのときのメモが見当たらず。。。
結局写真を頼りにざっくりとしたレポになってしまいました。
レース自体は思っていたよりも楽しくて、でも体力を温存しすぎたところがあったので、次回参加するならもうすこし攻めていくのもいいなと思ったのでした。
というところで今回のレポはこのへんでおしまい!
そして我が家の2021年のレポもこれにて〆となります。
実際は12月にも行ったお山はあるのだけれど、超ゆるゆるハイクで写真もほぼないのでレポにもならず。
そんなわけで、お次はようやくまとめをお送りします~。
<完>