本・漫画ネタ300個目です
高師直を主人公にした作品があるとは!
ブログで教えて頂きました。
鎌倉・侍気分で買ったブックカバーに最も相応しい
ですが、高師直のイメージは終始柄本明さんでした。
その他の人物も全て大河ドラマのそれでしたけどねw
北条高時による屈辱的な仕打ち~高一族の滅亡まで、
長い物語を切れ味鋭く、過不足なく1冊に描き上げられてました。
さすがの伊藤潤さんでした
観応の擾乱時の師直の心境は、後の明智光秀や石田三成と
比較して考えてましたが、
今作では本能寺の変を聞いた時の羽柴秀吉を想いました。
参謀から「巡って来た運ですぞ」と悟らされた時、
それをどう使うかに逡巡する描写良かったです。
歴史が示す通り、秀吉になりきれなかった師直。
最期も見事でした。
野望に憑りつかれた者たちが絡まり合う・・・
さっ、そろそろ今年も討ち入りの準備を・・・