最終盤、親子兄弟ぐちゃぐちゃですが、ドラマとしては面白く見せてくれます。さすがです
中盤から気になっていた役者さんの正体をとあるブログ記事で教えて頂いたので、この回はその方に注目して観始めましたが、それだけでない重要な名作回でした
まずはその役者さん、細川顕氏役の森次晃嗣さん。
どこかで聞いたことある名前
顔を見ても思い出せない。『友達の親父さんの名前だったかな』ぐらいでスルーしていたら、、、
ウルトラセブンでした そう、モロボシダンです
リアルタイムではないですw 何回目かの再放送で観てます。
が、顔が記憶と一致しない
「花神」のウルトラマンタロウの篠田三郎さんは一発で分かったのですが(笑)
でも、この回は細川顕氏の出番が多かったお陰で、観ている内に徐々に記憶が蘇ってきました。あー、スッキリした
この回の本筋、前後の歴史といろいろ重なり合わせながらでした。
九州攻めに赴く尊氏が陣を敷いていたのが、備前・福岡。
後にここから黒田氏が出て、姫路を経て関ケ原後筑前・博多へ。この時、父祖の地福岡に地名を変え、現在の市・県名へとつながるとのことです。
この地で”異変を聞いて急ぎ京へ攻め上る”って、足利尊氏版中国大返しがあった訳です。
しかも、敵対勢力が男山八幡と近江坂本間って、まんま明智光秀。
しかし、この大返しは失敗! なんたる歴史の皮肉でしょうか。
敗れた尊氏さんは播磨・書写山で陣を構えます。
これは「ラストサムライ」より前に真田広之さんが書写山に来ていたのかっと思いましたが、セットのシーンのみ。最後の紀行でもなし
結局、高校の時のバス遠足以来書写山に行ってないので、やっぱり行かねばです。
書写山から攻め上っての戦いが摂津・打出浜。
また神戸の辺かと思い調べてみると、やっぱり湊川から15kmの近い距離。
湊川からチョイ西に行くと一ノ谷。
京の勢力との戦いが起こる地なのでしょうね。
最後は、高師直。
有能なナンバー2として明智光秀と対比して見て来ましたが、この回では石田三成を連想しました。
有能故の権勢。そこに、横柄や驕りがあったのかどうかは分かりませんが、恨み、妬みを買う位置であることは間違いありません。
それと、謎なのが、弟・師直の方が、兄・師泰より偉そうなこと。母方の身分のせい
石田三成にも兄がいたような
ドラマとしてこの回救いだったのが、尊氏と師直の信頼は崩れず、行動を共にした所。それを演じたお二人、名演でした
しかし、この時代の合戦ってどんなんだったのかと思わざるを得ません。優劣の交代が目まぐるし過ぎる。
兵力の損害が大きくない内に退却するので戦力差が直ぐに埋まるのか
だらだらと抗争を続けるなら、ホント関ケ原のように西と東の2つに分けて一挙に勝ち負けを決める方が賢い、と思ってしまいました。
さて、この「太平記」も後2回