青山美智子さんの連作短編にまたまた
やられてしまいました
鎌倉に行ってから読もうと取っておいたのも
大正解
鎌倉駅~鶴岡八幡宮始め舞台となる鎌倉中心部、
よ~く分かりました
ただ、よく出て来た小町通りは全然通らなかったので
これは次行く時に『案内所』を探しながら(笑)の宿題です。
様々な悩みを抱えた老若男女、
不思議な力(=自分をちょっと変えることで
出てくる、気付く力)で、
”やさしく強くなる”(裏表紙の粗筋より)
それを平成の30年を遡りながら、というのが
またニクイです
いろんな感情がまさにぐるぐる渦巻いているので、
とりあえずポイントだけ記してみます。
共感できそうな中年のおじさんから、できなさそうな
女子高校生まで全部良かったです
一番だったのが、ユーチューバーを目指す息子を
改心させたい母親。
宝戒寺とか私が巡ったのと同じような巡りだったのも
ありますが、
ただただ母子で名前を呼び合うだけで通じる愛情に
新幹線で読んでたのですが禁じ得なかったです。
そして最終話クライマックス、浜文太64歳の告白に
と来ている所へ、黒須ロイドの秘密が
頭の中のいろんなものが追い付いていません。
時空を経て渦巻く人々の関係も。。。
という事で、今から後ろから(=時間の経過通りに)
読むことにしました