鎌倉幕府が滅亡する第22回を観ようと思ったのですが、やっぱりその前から、いや「私本太平記」5巻と同じところから、と第20回から3話続けて観てしまいました
このフランキー堺さん、片岡鶴太郎さんの表情だけで泣けてきます。
原作との比較だけでなく、いろいろ面白い見方もできたので、本編シーンを拝借して書いていきます。
第20回序盤、足利高氏出鎌倉の報(まだ旗幟は分からない)が船上山へ。
後醍醐方へ同心することを確信する後醍醐天皇と阿野廉子。
そう先週「鎌倉殿の13人」で壮絶な最期を遂げた阿野全成の5代の子孫です。ということは、北条氏の5代の子孫でもあります。
そのことは原作でもドラマでも触れられません。実際はどんな思いで北条氏の滅亡、傍流源氏との抗争を見ていたのでしょう。また、悪女のイメージは後世のものとのことなので、いつか正しい姿を宮澤エマさんが演じてくれたら・・・妄想が広がります
第21回はオープニングで
分かりました
長谷川初範さん、ウルトラマン80だったって最近NHKのウルトラマン番組で観てビックリしてた所に、
ウルトラセブンの森次顕嗣さんとウルトラ兄弟で出演だったとは!、とまたビックリしたのでした
原作を読んで俄然注目の北条仲時は、第21回の六波羅から落ちるシーンだけの登場でした。
その分、勝野洋さんの赤橋守時をじっくり描いたのだと思います。
第21回、千寿王が武蔵野で新田軍と合流するところ。
そう、「私本太平記」第五巻の表紙絵の場面がここなのでした。紫色の童服を目印としてました。
ドラマでは画面の端で何の説明もなかったですが、こうした細かい所もしっかり描いているのでした
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あかねさす 紫野ゆき しめ野行き の額田王の歌がここにつながるのか
第22回、鎌倉攻めのクライマックス、稲村ヶ崎。
原作もドラマも干潮時にここを通れることは周知の事実としつつ、ドラマでは剣を捧げる新田義貞のシーンがありました。
絵になるいいシーンです。鎧も美しい!もちろん根津甚八さんの新田義貞もいいのです
またあの辺りで見比べしたいと思います