青春モノはちょっと苦手だけど、古き良き80~90年代に犬が絡めばストライクに来ると思っていたら・・・
ストライクどころか、全く予想外の方向からいろんなものが刺さるは、掻き乱されるは、奇遇はあるはのとってもいい作品でした。
連作短編。一度全部読んでから直ぐに第1話を読み返しました。
自力では手に取ることはなかったでしょう。ブログで教えて頂き大感謝です
(以下ネタバレ含みます)
第1話 めぐる潮の音 昭和63年度卒業生
今「しお」の予測変換で、「潮」と主人公「塩」見がかかっていたのかなっと
さて、出だしの舞台設定の説明から
三重県四日市市、近鉄富田山駅のとなり。(中略)八稜高校
実際と少し変えていますが分かってしまいました。行ったことがあります。しかも聖地。
約3年前に行った天武天皇迹太川御遥拝所跡の途中でした。
近鉄富田駅で降りて、下図のルートで歩いて行きました。直ぐ近くの高校が印象的で、校庭、校舎の真横を歩きました
(そしてその先で初コメダ珈琲で初小倉トーストを食べたのでした)
そして、大事な十四川の桜並木もGoogleマップに記されています。
で、この十四川の上流が迹太川遥拝所跡!
もう一つの舞台が主人公塩見さんの自宅がある所。
近鉄湯の山線沿い
パラミタミュージアムがその沿線でした!
御在所山やその周辺の雰囲気、よく分かりました。
さて、本題。
私も田舎から一発勝負でたまたま受かった東京の大学に行ったので、いろいろ思い出しました。
それに、もう一歩踏み出したいけど、踏み出せずも
この辺り、青春し過ぎず爽やかで、とっても良かったです。
そして、ウチの白犬。
同じく尻尾を振り切れんばかりに振るので、かまってやる時間が3倍になってしまいました
そしてそして、この第1話を読み終わった数日後、友人が四日市に転勤するとの連絡が・・・
また四日市に行く動機ができました。桜の季節に行けるといいのですが。
やっぱり第1話だけで長くなったので、2話以降と分けます。