最終第8巻。
文中で『竜馬がゆく』と表現されるのが、大政奉還後の政権に必要な三岡八郎(由利公正)を迎えに京から福井へとゆく場面。
そこの古地図が表紙です
この作品は第1巻で書いたように友人が薦めてくれたものでした。
その時『竜馬が死んだとき寂しくなるから』と添えてくれたのですが、実際読んだ時には幕末の熱にうかされてしまったようでそれを感じる余裕がありませんでした。
1年置かずに読んだ2回目で『寂しさ』分かりました。
その後その友人と京都旅行をした時には、いの一番に坂本龍馬・中岡慎太郎のお墓に行きました。
それから二十数年、3回目読んでどう感じるか、自分でも興味ありましたが・・・
正直な所、虚実ないまぜ過ぎて心の持って行きようが良く分からない感じです
でもグッと来た所は、大政奉還を説得するための修辞ながら、その後そうなったのでそのまま徳川家への賛辞
(前略)即座にあたらしい歴史を打開するとすれば、家康以上の大功であり、徳川家は二度にわたって歴史に貢献することになる。
そして、決断した慶喜公に対し、
この公のために一命を捨てる
と、いろいろ書いてきましたがこの小説の面白さは、私が全8巻を”通常の3倍”以上のわずか2ヶ月で読んでしまったことが示しています
このタイミングで読む気にさせてくれたことにも感謝です
高知城、桂浜には行ったことがないので、いつか!