山口県(周防・長門)に、
絵堂
という小さな村がある。
とまたも長州藩の話で始まる第6巻
因みに私は、絵堂は約20年前に萩に行く途中に車で通過したことがあるだけです。
(山口藩庁門前の写真を再掲)
1つのクライマックスを迎える巻でもありました。
(『あります』は長州弁というのもこの巻に何度か出てきます)
薩長同盟
冷静に読んでみると、”竜馬一人がやったことではない”と強調されてました。
また、薩摩も西郷・大久保だけではなく小松帯刀の力が大きかったとも。
そんな大きな動きの中で竜馬の盟友の相次ぐ死。
池内蔵太、饅頭屋長次郎
それがこの巻の印象を強くします。
そして最終章「海戦」。
第二次長州征伐(四境戦争)、
長州贔屓の者にとっては一番痛快な場面。
大村益次郎の戦略に高杉晋作の・・・いい表現が浮かばないです。ただただ天才。
竜馬さんの海軍としての活躍の史実の程は分かりませんが、面白く読ませます。
小倉城の落城で戦闘は決します。
この小倉城の落城には、幕府瓦解のきざしともいうべき挿話が多い。
実際に小倉城に行った時に、逆の武士道を貫いた挿話に出会っていて良かったです。栄光の小笠原氏ですからね。
「竜馬がゆく」シリーズの定番になったパソコン上の写真も一応撮ったので載せときます