今年の12月14日は、「決算!忠臣蔵」ビックリマークと決めてたのですが、嬉しい誤算があって13日から3連投することにしましたにひひ

 

 

映画の原作ではなくて、先に映画があって監督・脚本の中村義洋さん自身がノベライズした作品です。

 

先日の吉良邸含む東京旅のお供にしました。ほぼ飛行機内で読んでしまい、最後の数ページ、あとがき、解説を羽田空港到着口での時間調整時に読んで読了。

 

あ、その前に羽田空港到着後直ぐにお蕎麦(天丼セットにひひ)を食べたのは言うまでもありませんにひひ

(主題であるお金の計算は、お蕎麦一杯16文=480円を元に計算されてます)

 

そして、吉良邸へでした笑い泣き

 

既に2回も映画を観たのでそれを思い出しつつ、映画では描かれなかった場面・人物背景もあり、やっぱり面白かったアップ

〇石や〇俵ではなく〇円で表される藩士の収入を落ち着いて見るにつけ、よりリアルにその人物が浮かび上がってきました。

そして格差も。

 

あとがきでは、きっかけから脚本作り、撮影へと映画制作の裏側が描かれていたのもとても面白かったです。

 

そして、解説は大元になった『「忠臣蔵」の決算書』を書かれた山本博文先生でした。

お金にまつわる詳しい話ももちろんありましたが、根底にあった『武士の一分』を赤穂方の義士の一人、茅野和助の残した手紙を引用しつつ強調されていたのが印象的でした。

 

締めの一文をお借りします。

 

 自分が正義と信じるもののため、命を捨てても後悔しないという

 覚悟は、現代人には忘れられた感情かも知れないが、

 しかしこれは、かつてよく見られた日本人らしさの典型だと思う。

 お金をめぐる悲喜劇の裏側にある赤穂の浪人たちの心を

 思いやってもらいたい、というのが私の願いである。

 

来年の12月14日は『「忠臣蔵」の決算書』で決定ですにひひ