またまた朝井まかてさんの尊敬と愛あふれる名文、名作に感動しました。

 

最初に言っておきましょう!タイトルの「最悪」は逆の意味、あるいは反語です。

 

最後はBGMも止めて静かに読了。

 

 

徳川五代将軍綱吉、

偶然ここ1ヶ月で、

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」で触れ、

「八代将軍吉宗」での津川雅彦さんの名演に打たれて、

の流れでしたグッド!

 

それもあってか、序盤は綱吉公の境遇が吉宗ととてもよく似ていたことが印象的でした。

 

そして描かれる綱吉公は知的で、格好良くて、信念があって、母想い、妻想いでとっても素敵なのが、津川雅彦さんのイメージでピッタリ拍手

 

彼に寄り添う柳沢吉保も榎木孝明さんがピッタリ拍手

 

ただ、その綱吉-吉保セットの旧来イメージもまかてさんは丹念に解きほぐしてくれます。

最初の側用人である牧野成貞がむしろ重きをなし、更にはその前の大老・堀田正俊を最も頼りにしていたんですねひらめき電球

 

大嘗祭や葵祭の復活も彼の治世ひらめき電球ひらめき電球

 

更に、正室信子からの視点は、まかてさんならではでした。

その尊敬と愛が凝縮したのが、題を含むこの台詞だと思いました。

 

 徳川右大臣綱吉は断じて、最悪の将軍にあらず。

 天よ、あなたがそれを知らぬとは言わせぬ。

 

寛永寺のお二人の墓に参って『300年掛かりましたが、漸く正しく民は知るようになりましたよ。私もあなたが浅野内匠頭に激怒した真意が漸く分かりました。』と伝えたくなりました。

いずれ上野(東博か美術館)に行った折に。。。

 

そろそろ「英雄たちの選択」であってもいい頃なんですが。。。

(先週はこれまた評価が180°変わって来た田沼意次でしたから)

もちろん、ゲストは朝井まかてさんで。

もちろん、大河ドラマで1年ガッツリでもいいですがにひひ