清須会議~賤ヶ岳の戦い~柴田勝家滅亡、家康さんは駿河、甲斐の平定で出番が少ない第9巻。
賤ヶ岳の戦闘序盤は駿府(静岡)往復の新幹線内の事でした
清須会議は鮮やかに、あっさりと秀吉の勝利。
続く、秀吉の人たらしを勝家息子勝豊への仕掛けの見事さ、それに抗えないながらも筋を通そうとする勝豊。
そこでの前田利家の振る舞い、その後のお松さん。
読み応え有りました。
そして、柴田勝家の最期。
彼も勝者によって書かれた歴史の被害者だと思ってます。
あの織田信長の筆頭家臣を務めた人ですから、めっちゃ優秀なはずです。
この作品では、ちゃんと有能、魅力ある人物として描かれてました
(北ノ庄城の天守は8層!築城も凄かった)
確かに、お市さんは逃げようと思えば逃げられたはず。でも、運命を伴にするぐらい勝家に魅力があったんでしょうね。
また、その最期は、尊敬する信長の最期・本能寺とも重ねたんじゃないかと思ったり
尊敬の念を込めて、柴田勝家辞世を書き残します。
夏の世の夢路はかなき跡の名を
雲井にあげよ山郭公(ほととぎす)
秀吉辞世と同じく「夢」を使ってるのですね・・・
約1年前福井に行った時、北ノ庄城址には行けなかったので、次は行かねばです。