12月24日未明、ある教会のオルガニストさんのお父上が天に召されました。
 その教会で定期的に開催されるコンサートを最大の楽しみとされていたお父上の為に、オルガニストさんはこのことを誰にも話さず、その日のうちに行われたクリスマス・コンサートにてオルガンを弾いてくださったのだそうです。

 本日、私は弓町本郷教会にて聖歌隊員の女性とお話をいたしました。
おそらくは60歳を過ぎておられるその方も、クリスマス・イブの早朝に長年連れ添った旦那様を天へと送りだし、夕刻よりのイブ賛美礼拝にてアルトの声を響かせてくださっていたのだそうです。
初 めて知った私に、その方はうっすらと涙を浮かべながら話してくださいました。

 そしてそのクリスマス・イブ礼拝には子宮体ガンの手術を経て、闘病中の私の友人が参加してくださっておりました。 合唱の時には普段、感染症を予防する為につけているマスクを外し、ハレルヤのアルトパートを心を尽くして歌ってくださいました。
 後より私宛にメールがあり、それには『嬉しかった。導かれた感じがした。』と記されておりました。

 人の思いを超えて奏でられ、導かれ、磨かれながら人へと帰ってくる音楽とはいったい何なのでしょうか。
 この世界に音楽を与えてくださったことを、主に感謝いたします。
 これから迎える新しい年、皆様のお心が穏やかでありますように。世界が平和でありますように。
 綺麗な心を宿した人々が、それぞれの幸せを噛みしめつつ日々を暮らしていくことができますように。
 救い主、イエス・キリストの御名を通じ、祈り、願います。
 アーメン。
Q1 クリスチャンでないのに教会にいっても良いの?

A1 全然、平気です。 クリスマスの日には近所の方や讃美歌を歌うことがお好きな方など、クリスチャンでない方も多く来られています。



Q2 クリスマスの教会って何をするの?

A2 もちろん礼拝をまもります。 “救い主”であるイエス・キリストのお誕生を世界中で祝い、神様がいつもともにいてくださることを感謝いたします。 神様の御前で誰しもが平等にあることを覚え、聖書の御言葉に聴き、パイプオルガン、聖歌隊、ハンドベル、そして会衆全員の歌で賛美を捧げます。



Q3 讃美歌って歌うの初めてなんだけど。

A3 「きよしこの夜」や「荒野の果てに」など誰もが知っている歌ばかりですし、歌に入る前には必ずパイプオルガンがワンコーラスのメロディーを弾きますので大丈夫だと思います。



Q4 何をどうすれば良いのかが全然、解らないのだけれど。
A5 受付がありますので、そこで「初めて教会にきた」とおっしゃってください。 係のものが礼拝中も含めてご案内させていただきます。 聖書も教会にてお貸しさせていただきます。



Q5 どういう服装でいけばいいの?

A5 普段のままの服装、そのまま電車に乗れるくらいの感じであれば大丈夫です。スーツやネクタイの必要はありません。



Q6 会費とか必要なのですか?

A6 礼拝中に一度、皆さまのお心をお預かりさせていただくために係のものが献金袋を持ってまわります。 お心があればお捧げください。 額について私はだいたいお昼ご飯と同額、500円から1000円くらいを目安にしていますが、100円でも200円でもどうぞ喜んでお捧げいただける額になさってください。 



Q7 後でしつこく勧誘されたりしない?

A7 教会に招くのは私達で無くて神様、イエス様です。 例え一年に一度、クリスマスにしか教会に来られなくても、それは神様が招いてくださったものなのです。 安心していらしてください。



Q8 何時から始まって何時ごろ終わるの?

A8 私達の『弓町本郷教会』では12月24日の19:00から一時間半くらいの礼拝となります。
http://www.yumichohongo.com/shukusai/121224.html



Q9 弓町本郷教会ってどんな教会なんですか?

A9 1886年に薩摩藩士「海老名弾正」(えびな だんじょう)先生によって設立された歴史のある教会です。現在の建物は、1920年に建てられました。
http://www.yumichohongo.com/aboutchurch/history.html



Q10 どこにあるのですか。

A10 地下鉄、大江戸線、丸ノ内線の本郷三丁目駅から徒歩5分です。
http://www.yumichohongo.com/aboutchurch/map.html


 


どうか世界が平和のうちにクリスマスを迎えることができますように。



$中指たてて 顔あげて
 2007年の1月、東京都渋谷区で21歳の予備校生が20歳の妹を絞殺し、遺体をバラバラにするという酸鼻きわまりない事件が発生した。
 事件の陰惨さは言うまでもないが、さらにおぞましかったのは、その後の報道であった。
 『妹の遺体は兄の唾液でベトベトだった』
 『兄は妹の乳房と陰部を切り取り、それを食べた』
 このような性的、猟奇的な趣味の、まったくの作り話が広く全国に報道され、捜査当局はわざわざこれを否定する会見まで開いたほどであった。

 近年、まことしやかに囁かれる都市伝説のたぐいには、ファーストフード店にまつわるものが多い。
 『某チェーンのハンバーガーには、“ミミズ”の肉が使われている』
 『某チェーンでは、より効率的に肉をとるため、遺伝子操作により生み出した四本脚の鶏を飼育している』
 特に後者については、昨今の“遺伝子組換え食品”に対する反発と結びつけられ、ネット上ではそれらしい合成写真をつけれてさかんに流布されている。
 「遺伝子組替え」とは自然の摂理に反し、神と生命への畏怖を忘れた唾棄すべき技術であるが、しかしこれは“魔術”ではない。そんな複雑な形態など作れるはずもない。

 人を殺してバラバラにする行為と、女性の陰部を切り取り口にする情景を脳裏に描き報道する行為の間に、その心根においていったいどれだけの差があるというのか。
 経済性を重視するあまり「遺伝子組換え」という禁忌すべき技術を駆使すること、人を陥れる為、あるいは自分の悪趣味を満足させる為に、おぞましい生物の写真を合成してみせること、これらの行為のどこに生命を愛し尊ぶ心が存在するのか。

 聖書の御言葉を引用したい。
 
 <マルコによる福音書 7章 14節>
 それから、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。
 「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。 外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、人を汚すのである。」