発売年を問わず2012年心を…グッと掴まれた香りをノート(香調)別にご紹介します。
あなたの、お気に入りの一品を見つけるご参考になれば幸いです*
【BEST of FLORAL】
「WILD BLUE BELL COLOGNE」JO MALONE

不思議の国のアリスがテーマの香り。
ブルーベルの花はヒヤシンス科なのですが、見た目は花房が下を向いたスズランにそっくりな青い花。静かでミステリアスにひっそり咲く花、という印象。
今年はペンハリガンから発売されている「ブルーベル」も日本へ輸入されはじめましたが、今まで日本に馴染みの薄かった花が香水で紹介されはじめ広まっていくことに意味を感じ、選びました。
香りは、すこしヴァイオレットやスイカのようなウォータリーグリーンも感じるクリアフローラル。透明な青い風をサァっと受けた時のようなイメージ。クローブ、ミュゲ、ノバラ、ジャスミンなども複雑に絡み合っています。
【BEST of SPICY】
「JUNIPER SLING」Penhaligon's

1920年代の熱狂するロンドンを象徴する魅惑的なアルコール、ドライジンをモチーフにしたフレグランス。
私は個人的にお酒の中でジンが一番好きなのですが、これはまさにジントニック!
かなりクリアで透明感がありつつ辛口でドライ。レザーやアンゼリカルートがキレを出していてとてもジェンダーレスな印象。
現代の女性的な感性も理解する男性像、クールに中性的なショートやボブヘアの女性像、どちらも思い浮かび、さらにそんな魅力を持つ方が現実にも増えており時代を象徴するような香りだな、と思いセレクトしました*
【BEST of FRUITY】
「RISING WAVE」RISING WAVE

かなり前からある製品でお値段もお手頃。あまり注目していなかったのですが、たまたま嗅ぐ機会があり…この香り新しい!ととても気に入りました。
パイナップル、ラベンダー、レモン、パプリカ、パイン、マリン…と、とてもさわやかでフレッシュで心地よいです。そして公式の香調説明などには載っていないのですが、キウイらしき甘酸っぱいフルーティがとても独特で夏を感じさせる香り…。
元気が欲しいときに纏いたい香りです。
【BEST of WOODY】
「PLAY EAU DE PARFUM COUTURE」GIVENCHY


ジバンシイを代表する5つのフレグランスに、それぞれのクリエイターが再解釈を与え、まるでオートクチュールドレスのように仕立てた限定のバリーエーション。
そのうちのひとつ、メンズフレグランス「プレイ」の新解釈。
深み、まろみのあるアミリスウッドをメインに仄かなレザーが官能的。
この香り、メンズ用ですが個人的に自分が纏いたいなあと思ってしまうほど、ずっと香っていると心地よくなれる希有なレザリーウッディでした。
こんな香りの男性が日本に増えたら、いつもウットリできるのになあという希望を込めて、世の男性達にぜひ試していただきたい香りです♪
【BEST of ORIENTAL】
「l'Heure Bleu」GUELRAIN

光が落ち、まだ星が輝き始める前の空。そんな時間が止まってしまったように美しい黄昏時の言葉に尽くしがたい一瞬をイメージした、名香中の名香…。
この香り、クリスマスの夜にすれ違った女性が纏っており、とても印象に残ったのです。黄昏時ではないけれど、青く深い夜の闇に溶けていくように消えていった女性の香り。後ろ姿だけでも印象に残るひと…そんな印象を残してくれる香りは、まさに見えない物語を与えてくれる名香だなあと、改めて思いました。
ちなみに香りはというと、あたたかな肌のようなオリス(菫の根)の香りが印象的。スイトピー、ヘリオトロープ、ヒヤシンスと他にも青い花の香りが色々と使われているこのこと。
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私の記憶に深く刻まれた香りは以上です。
あなたの2012年、心に残った香りはどんな香りでしょう?
ぜひ、今度こっそり教えてくださいね。
千代