通電ランプが点灯せず、MacBook Pro13(Retina, 13-inch, Early 2015)が充電されなくなった。
通電ランプがつかないので、Macのメイン基盤故障かもと思ったが、電源に繋いだ状態で何故か普通に電源が入る。
OS上は、バッテリーの状態に不良とはなく、電源に繋がれACで動作している状態とある。
電源に繋がれているがバッテリーの充電はせずバッテリーは3%よりあがらない。
つまり電源としての電力はMacに供給されるが、バッテリー充電がされない状態である。
Magsafeの端子をキレイにしても、SMCリセットしても改善しなかった。
この場合、ACアダプタの故障か、本体の電源管理の基盤故障のいずれかと考えられる。
別なACアダプタで充電できるか試するのが筋だが、いかんせん古いMacであり周囲にMagsafe2の充電できるアダプタを持っているヒトはいない。
電源周りは繊細なため本来は純正品が望ましいが、純正のMagsafe2 ACアダプタは2022年12月現在1万円を超えている。
本体価値が数万円程度のオールドMacに出す金額としては不釣り合いに高い。
Amazonで互換品の充電アダプタを見ていると興味深い商品を見つけた。
「Aioum USB C To magsafe2磁気充電ケーブル」
価格1500円以下。
商品説明は下線のように理解した
--------------------------------------------------------
この商品について
重要: 1.. 購入する前に、充電ポートが一致していることを確認してください。
→USB Type-C to magsafe2
2. USB-C 電源の電力が 60 W、20 V 3 A 以上を超えていないか確認します。 これは60Wの充電ケーブルです、85Wは使えません! ! !
→60Wの充電専用
まず、USB C PD が 60W 以上であることを確認してください。 電源のパラメータがわからない場合は、通常、20V 3A または 20V 3.25A または 20V 5A などの電源のパラメータを使用できます。 電源電圧が 20 V 以上であることを確認してください。 そうしないと充電できません!
→USB Type-C側は電圧が20V以上、電流3A以上
これは、データ転送機能のない電源アダプター ケーブルです。60W のノートブックの充電にのみ適しています。85W は互換性がない可能性があります。
→60Wの充電専用
推奨される入力 USBC PD 電源は 60W65W100W 以上です。 60W以下で充電しないでください。 充電保護を回避するか、充電できません! ! !
→USB Type-C側は60W(20V3A)、65W(20V3.25A)、100W(20V5A)が推奨、低いワットはダメ
第3世代のmagsafe 3には非対応
→当然
--------------------------------------------------------
60W(20V3A)以上の給電ができるUSB-PD充電器(UGREEN 充電器 PD充電器 100W 4ポート)を持っているので購入してみた。
UGREEN 充電器は1ポート単独使用なら20V/5A 100Wの出力がある。
組み合わせて使用してみた結果、問題なく給電ランプがつき、バッテリーにも充電されることを確認した。
充電されない原因は使っていた純正ACアダプタの故障であった。
手持ちのUSB-C電流電圧チェッカーを用いて測定すると、最大100Wの単ポート出力に繋いでも、概ね常に60W(20A3V)供給されており60Wが上限のようであった。OS上でも60W充電器と認識されていた。
非推奨の15Vの入力の場合は充電マークは出るものの、OSの充電器の詳細を認識せず適切な電流が流れていない様子であった。
非純正の充電ケーブルだが、20V入力さえすれば問題なさそうなため、しばらくこのケーブルを使おうと思う。
壊れた方の充電不能の純正ACアダプタであるが、充電はしないが電力自体は供給するという奇妙な性質がある。
もしかしたらバッテリーを傷ませない電源アダプタとしてつかえる可能性は残されている。